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 臨床工学部



臨床工学部は、臨床工学技士業務指針(臨床工学技士法)に基づいて、生命維持管理装置をはじめとした医療機器類の安全性と信頼性の確保、効果的な管理と運用および、これら機器の正しい取り扱い教育などを行っています。また、高度な専門知識と臨床技術の提供から患者安全確保(QOL)の向上と医療技術の発展を目指して、医師、看護師および、関連部署と連携したチームの一員として、臨床工学技士7名が、医療の実践に努めています。


臨床工学部理念・基本方針


医療機器の専門家として最善を尽くし、質の高い医療の提供および普及に寄与する。また、チーム医療における信頼を確保し、時代に即した進化する組織として、慈恵医大の医療発展に貢献する。


  1. 慈恵医大の理念・基本方針を遵守する。
  2. 患者安全を最優先とした医療を実現する。
  3. 医療機器の専門家としての自覚をもって職務を遂行する。
  4. チーム医療の一員としての誇りと責任をもって職務を遂行する。
  5. 豊かな人間性と高い倫理観を兼ね備えた臨床工学技士の育成を実践する。
  6. 大学の安定した財政基盤構築へ貢献する。

■ 業務紹介

医療機器の安全管理


当院では医療機器安全管理責任者(改正医療法平成19年3月)のもと、医療機器安全管理委員会を組織しています。医療機器安全管理責任者には医師を配置し、実務責任者として臨床工学部所属長が医療機器の安全管理を実践しています。
医療機器の保守点検・安全使用に関する規程を定め、安全使用のための研修の実施、保守管理の適正な実施、安全使用のための情報収集と周知、安全使用を目的とした改善のための施策を行っています。安全使用のための研修の実施では、対面式の講習会のみならずeラーニングシステムを導入し常時受講可能な環境を提供しています。
また、医療安全推進室の一員として安全な医療体制の構築に携わっています。さらには、質の高い医療を目指して行なわれるハイリスクカンファレンスに参加し、医療機器に関連する情報を提供しています。


機器管理業務


院内全域で使用される医療機器を一括管理しており、約3,000台の医療機器の有効利用と安全性の確保に努めております。また医療機器の購入から廃棄までを包括管理する効果的な機器運用と保守点検計画に基づいた定期点検、使用毎の作動点検の実施により、信頼性の高い機器を供給しています。院内での年間定期点検は約1,000件、作動点検は約11,000件実施しています。

機器管理業務


呼吸療法業務


院内で使用される人工呼吸器や経鼻的持続陽圧呼吸療法用治療器(CPAP装置)、高流量鼻カニュラ酸素療法の使用前後の点検・装置のセッティングなど管理、運用しています。 使用中の安全管理として患者さんの病室を毎日巡回し、安全に呼吸器を使用できているか点検を行っています。また呼吸療法サポートチーム(RST)の一員として患者さんの人工呼吸器の早期離脱および在宅に向けた支援・安全管理など病院全体の呼吸療法に対する質を高める活動も行っています。


血液浄化療法業務


10床で稼働しており、急性・慢性腎不全の患者さんへの血液透析を中心として血漿交換療法・LDL吸着療法・白血球除去療法・腹水ろ過濃縮再静注法などを含む年間約4,500例の治療を実施しております。治療機器のセットアップから治療の管理と操作、機器の保守管理を実施し安全かつ安心できる治療環境づくりに努めています。

血液浄化業務


集中治療室業務


集中治療室全6床では、呼吸・循環・代謝の生命活動の代わりとなる医療機器(生命維持管理装置)が多数使用されており、医療機器の保守管理体制の構築と、点検が重要な業務となっています。定期的にスタッフへ医療機器勉強会を行い、医療機器が安全・確実に使用できる安全管理体制の構築に努めています。

集中治療室業務


手術部業務


手術室全9室では、多くの高度化した医療機器が扱われております。電気メス・麻酔器・内視鏡システム等の医療機器使用中動作点検、自己血回収装置の操作、各診療科で使用する手術用医療機器の保守管理・トラブル時対応を行い、年間約6,000件の手術を円滑に行う安全体制を構築しています。

手術部業務


修理業務


「医薬品医療機器等法の医療機器の修理業の許可(第 40 条の2〜4)」に基づいて1996年4月より、管理課ならびに臨床工学部の管理のもと、診療機器中央修理室(修理室) として、修理全般を専門業者に委託しています。これにより、経済的効果、修理の迅速化、業務の簡素化および省力化を図っています。