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腎臓・高血圧内科


2025年4月現在
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診療部長:平野 景太

診療スタッフ 診療フロア
診療部長 平野 景太
医師数 常勤 8名 非常勤 1名

診療内容・専門分野


腎臓病、腎不全、高血圧症、高尿酸血症、電解質異常などの疾患を中心に診療を行っております。
腎臓に障害をきたす疾患には、IgA腎症をはじめとする糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、腎硬化症、多発性嚢胞腎など腎疾患のほか、糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症など代謝・内分泌疾患、SLEや関節リウマチなど自己免疫疾患、薬物などによる二次性腎疾患といったさまざまな疾患が含まれます。当科では腎生検などの方法で腎疾患の診断を行い、早期に治療導入するとともに、医師、看護師、栄養士などの多職種で栄養指導、適切な生活指導を行い腎障害の進行を遅らせることを積極的に行います(慢性腎臓病透析予防指導)。また、急性腎不全および慢性腎不全で腎代替療法が必要な場合、血液透析、腹膜透析などの治療を速やかに実施します。さらには、難治性ネフローゼ症候群、炎症性腸疾患、神経疾患、家族性高脂血症に対して各種アフェレーシス(血液浄化療法)も実施しています。


特色


何よりも腎臓病の早期診断と治療につとめます。その際、腎生検で確定診断を行うことがあります。治療のとき、各専門領域の医師、看護師、栄養士、薬剤師、臨床工学士、メディカルソーシャルワーカーと一体となって腎疾患治療チームで行いますが、近年、地域の医師、ケアマネージャー、訪問看護ステーション、ヘルパーと協力しで高齢腎不全患者の在宅支援にも取り組んでます。
末期腎不全に至り、血液透析・腹膜透析・両者併用・腎移植・非導入などの治療法の選択を患者さんが行う場合、当科では多職種のスタッフが関わり、患者さんの意思決定の支援を行ってます(療法選択外来)。


特殊検査・高度先進医療


健康診断、一般診療で発見された蛋白尿や血尿の原因を明らかにするため、腎臓の組織検査(腎生検)を実施し、腎生検の専門家チームで診断し、最も適切な治療を提供します。
透析患者さんの生命予後にかかわる心負荷軽減のため、非シャント透析にも取り組んでます。動脈の表在化や長期留置カテーテルによる血液透析、ご家庭などで行える腹膜透析がそれに該当します。


主な医療機器・設備


血液浄化部には10床の専用ベットがあり、血液透析、血液ろ過透析、血液吸着療法、LDLアフェレーシス、血漿交換、腹膜透析などの治療に対応します。また、患者さんの状況に応じて集中治療室で全身管理のもとで持続血液透析などの治療を行います。


診療実績


項目 2022年度 2023年度 2024年度
外来延患者数 13,863 13,137 13,699
外来新患者数 622 573 525
入院延患者数 6,710 7,209 8,532
新入院患者数 516 535 625
透析導入件数 85 72 72
腎生検件数 66 65 160
シャント手術件数 143 63 48
シャントPTA件数 85 65 110
血液透析長期留置カテーテル件数 22 23 75
腹膜透析カテーテル手術件数 25 20 25

PTA 経皮的血管形成術


専門外来


月曜日〜土曜日の毎日、腎臓病専門外来を行っています。
特殊外来として、腹膜透析外来を月・木・金曜日、療法選択外来を月・水・金・土曜日、慢性腎臓病透析予防指導外来を火・木曜日に行っています。


救急・時間外診療の対応


救急・時間外には内科救急対応医師が診察を致します。同時に当科では常時当番医を置いていますので、緊急の場合には当科専門医が対応いたします。


診療情報


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