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技士長挨拶

平塚 明倫
技士長 平塚 明倫

附属病院 臨床工学部 技士長の平塚 明倫(ひらつか あきのり)と申します。
我々の資格と部門設立についてお話しいたします。国家資格である臨床工学技士法は1988年(昭和63年)4月に施行されました。第1回臨床工学技士国家試験は、昭和63年11月6日に実施されました。

当部門は、平成4年4月に医療機器の保守管理と診療技術の提供を主な業務として、慈恵4病院(附属病院12名、葛飾医療センター5名、第三病院7名、柏病院8名)の各機関副院長を部長として、総勢32名にて「臨床工学部」を設立いたしました。設立時の人員構成は、腎臓・高血圧内科所属で、主に血液透析に従事していた診療技術員と、施設課所属で、手術部門や機器修理を担当していた職員が合体しての誕生でした。

平成29年4月現在では、附属病院23名、葛飾医療センター10名、第三病院7名、柏病院9名の総勢49名の組織に成長いたしました。しかし、臨床工学技士は誕生から数十年であり、国家資格誕生から半世紀を超える医師と比較すれば、医療界では新参者でございます。

医療は日進月歩であり、診療機器も同じであります。院内には数多くの診療機器があり、均一な保守管理を必要としております。しかし、まだまだ管理の徹底が必要であります。我々は少数部門ではありますが、常に組織力を生かした業務成果を目指し、特に機器メーカは我々の強力なパートナーとして、その連携強化から機器管理の向上に努めております。また、メーカ主催の講習会、技士会や各医療関連学会、各種勉強会への参加に努め、得られた知識や技術を少しでも業務に還元できるよう努力しております。

私ども臨床工学技士は医療の安全、安心を常に追求する姿勢を大事に、慈恵建学の精神である「病気を診ずして病人を診よ」これを念頭に置き業務に精励しております。