母子センターのコンセプトである胎児期から成人まで、の成人部門の1つです。先天性心疾患は生まれたとき(近年はおなかのなか)から、出産など親になるまで、生涯にわたり経過観察、あるいは治療が必要となります。小児医療の分野では成人先天性心疾患は1つのジャンルとなっており、専門性が要求されています。しかし、小児科外来に通院されるには年齢的にはばかられ、先天性心疾患であるにもかかわらず、内科に変わられる患者さんもいます。より専門性の高い外来を行うため、母子センター開設以来行われている外来です。
先天性心疾患はもちろんのこと、川崎病既往の患者さんたちも受診しています。小児の心疾患は、患者さんの理解が得られるのは中学生以降がほとんどであり、患者さんが疾患を自分のキャラクターの1部として理解できるよう、説明に時間をかけています。
また、先天性心疾患、あるいは川崎病の一部は原因遺伝子が少しずつ解明されています。結婚なさる前、あるいはあとに受診され、御自分の子供を安心して出産できるよう、御夫婦そろって受診される方もいます。
さらに女性の先天性心疾患のかた、あるいは川崎病に罹患し内服治療を行っている方は大学のみではなく地域産婦人科とも連携をとり、安全に出産ができるようにしています。 必要に応じて、循環器内科・心臓外科とも連携しています。
対象は高校生以上の先天性心疾患、あるいは川崎病既往の患者さんです。
外来表
母子センター外来にて受付。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | ||||||
午後 | 第2・4土曜 10:30から |