外来診療

網膜芽細胞腫外来

小児で最も頻度の多い眼球内の腫瘍で、その頻度は15,000人出生に1人、日本での年間約80人が新規に発症すると言われております。日本全国から網膜芽細胞腫と診断された患者さんはまず国立がんセンター中央病院眼科 鈴木茂伸医師または東邦大学大橋医療センター眼科 金子明博医師に紹介され、眼球温存が可能な場合、当科に全身化学療法目的で紹介となります。

当科では、年間20名前後の患者さんの全身化学療法を担当しております。全身化学療法は、VEC療法 (ビンクリスチン、エトポシド、カルボプラチンの3剤)を用いて、その反応を眼底検査で評価しながら、2~6コース行っております。眼球外進展が疑われる場合には、他の治療法や場合により自家造血細胞移植を化学療法に併用することもあります。

全身化学療法により腫瘍が縮小し、局所療法に適する状態になった場合、当科を退院し、紹介元で月1回の局所療法を行うことになります。国立がんセンター中央病院眼科での局所療法または検査を終えた後に、当科外来で腫瘍の定期的な評価のために血液検査やMRIを、さらに患児の正常な発達、成長を評価、助言するために小児科的診察を行っております。

当科では眼球温存のための最適な治療の提供と網膜芽細胞腫だけでなく全人的な長期のフォローを心がけております。

外来表

母子センター外来にて受付。

担当:秋山 政晴

小児科では、木曜日午後1:30から午後4:00まで診察を行っております。

 
午前
10:30-12:00

9:00-12:00
午後