外来診療

胸骨矯正外来(術前・術後)※

術前

小児の胸骨正中切開による心臓手術後には、創部が膨隆するといった事がしばしば起こります。

  1. 「胸骨矯正外来」では術後の胸骨の変形がみられる患者さんに対して、胸骨変形防止プロテクタを装着することにより,すでに膨隆してしまった胸骨を時間をかけてゆっくりと治していきます。
  2. プロテクタはすべて手作りで、ひとりひとりの体格や変形にあわせた形状に加工します。
  3. 装着開始後は矯正の評価や、体の成長にあわせた装着位置の調整,を行っています。

最近では、胸骨の変形が起こり始める初期の段階から積極的にプロテクタ装着を開始することでよりよい治療効果が期待できると考えています。

胸骨矯正外来

術後

もともと、先天性心疾患患者さんは胸郭の変形が手術の前からある場合もあります。心臓外科手術のあとに、新たに、あるいはさらに胸郭の膨隆が進むことがあります。

胸郭の変形をプロテクタで軽減する、外来が胸骨矯正外来です。この外来は患者さんの手術・術前後経過観察に携わる小児科・心臓外科とのグループ診療になります。

現在の体調の診察(小児科)・傷の心配(心臓外科)・胸郭の問題(小児科・心臓外科)を診察しています。

関東以北で現在、定期的に胸骨矯正外来を行っている病院はありませんので、受診している患者さんは東北地方から神奈川県までにわたります。

基本的に偶数月第1土曜日午前10時00分より外来を行っており(小児科 藤原優子)、新規製作・微調整・胸郭変形の改善度・治療終了可否の評価をしています。

プロテクタは当初実費をお支払いいただきますが、地域の乳児医療と健康保険で多くが還付されます。医療費は地域に御相談ください。

外来表

母子センター外来にて受付。(当外来は事前予約、TEL、FAXが必要です。)

 
午前
偶数月
第1土曜
10:00から
午後
※当外来は、グループで診療を行っております。