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卒業生からのメッセージ

保健師になって

私は現在、保健所の保健師として働いています。就職してから数か月しか経っていないながらも、毎日が楽しく、様々な方々との出会いを通してたくさんのことを学ばせていただいています。

保健師の仕事はあまり具体的なイメージがわきにくく、「保健師ってどんな仕事をしているの?」と聞かれることもしばしばあり、なかなか答えづらい時もあります。というのも、実際に働いてみると保健師の仕事は、実に多岐にわたるものだと改めて感じたからです。 保健師が対象とするのは新生児から高齢者まで様々なライフステージの方々で、領域も精神、難病、感染症など多様であるため、多くの分野において専門知識が必要とされます。このことが、大変な面でもあり保健師の魅力でもあると思いますし、どんな対象の方に対しても一人一人のニーズに即した支援を自分自身で考え、働きかけるところにやりがいを感じます。

また、地域で働くからこそ地域の歴史や特性、対象者の生活という視点が保健師には必要不可欠です。このような視点を持ちながら、対象者の持つ顕在的及び潜在的な問題をとらえ、支援の必要性があるか、どのような支援をどの程度行わなければならないかを保健師自身が判断することが地域の保健師活動の特徴なのではないでしょうか。

まだ、就職して間もなくわからないこともたくさんある中で、学生の頃に学んだ保健師活動の考え方や地区診断などは、実際の現場でも大変参考になっています。講義そして演習のグループワークでは、先生方へ気軽に質問もできました。これは、慈恵の少人数教育ならではであり、この積み重ねにより、実際の現場にも活かすことができる知識・経験を得られたのではないかと思います。

現在、保健師が活躍する場はとてもたくさんあるので、今後保健師を目指す方や保健師に興味がある方が少しでも増えてくれたら嬉しいです。

在学中の皆さんをはじめ、入学をお考えになっている受験生の皆さんが充実した学生生活を送られることを願っています。

17期生 Kさん(保健師)

看護師になって

卒業してICU(集中治療室)で働き始めて5年目になりました。入職した当初は分からないことだらけでしたが、今ではチームリーダーを任せてもらえるようになりました。

ICUは生命の危機的状態にある患者が多く、質の高い看護が要求されます。そのため、多岐にわたる病態、日々変化する医療や機器に対応しなければなりません。また、身体面だけでなく精神面や家族のサポート、他職種との連携など包括的な関わりも大切です。大変な事もたくさんあります。しかし危機的状態の中で、全てを委ねてくれる患者のそばで声なき声を聞き、援助できるのは看護師としての腕の見せ所です。劇的に回復して元気になっていく患者をみると、こちらも元気をもらえます。

今、大学時代を振り返って思うのは、授業や実習では細かい数値や技術の習得ではなく、ディスカッションや患者との関わりに重きが置かれていました。学生時代にどんなに完璧に勉強したとしても、現場に出てから学ぶことの方が遙かに多いのは言うまでもありません。大学で小手先の知識や技術を習得するのではなく、看護の概念や物事の本質を考える事など、現場に出てから本当に必要なことを学ぶことが出来ました。

また、部活やアルバイト、友人との旅行などプライベートでも時間にゆとりがあり、看護以外でも貴重な経験ができました。このような経験から、自立し豊かな感性を培うことができた気がします。

皆さんは看護師になるという目標を掲げて受験を考えているのではないかと思いますが、本当にしたいことはその先にあるはずです。本学で充実した環境の中で豊かな感性を養い、自立した素敵な看護師となった皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

最後に男性看護師を目指している君へ。不安や迷いもあると思います。しかし、高校球児だった私が、学年で男子一人だけの環境でも、先生方や学友に恵まれ充実した大学生活をおくりました。慈恵医大はあなたを歓迎していますよ。

15期生 Sさん(男性看護師)