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CCUは救命救急センターの一部であり、心原性心肺停止症例をはじめ、重症患者を積極的に受け入れています。
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循環器内科医が24時間常駐するのに加え、24時間オンコール体制をとって、冠動脈インターベンションに備えています。
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現在、来院から冠動脈の再灌流までの時間(Door to balloon時間)はほとんどの症例で90分以内をキープしています。 |
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医療機関、救急隊からは、循環器内科医がホットラインで対応しています。電話が回されることなく、循環器内科医に直接つながります。ホットラインの番号に関しては、患者支援・医療連携センターまでお問い合わせ下さい。
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CCUは6床で、心臓カテーテル検査室、循環器内科一般病棟、ICU、手術室と同じフロアで近接しており、移動・連携が円滑です。CCUが満床の場合はICUを借用して可能な限り急患を受け入れています。
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感染制御チームのラウンドを定期的に受けています。感染制御チームと連携して、院内感染の防止につとめています。
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心臓だけを治療するのではなく、29もの診療科を備えている当院の特性を活かし、それぞれの専門医と連携して、集学的治療を行なっています。
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心臓外科、血管外科を備えておりますので、カテーテル治療に固執することなく、手術必要症例に対しては速やかに対応することが可能です。毎週水曜日に心臓外科、血管外科、臨床工学部とハートチームカンファレンスを行っています。 |
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急性心筋梗塞、急性心不全などで血行動態が保てないときは、大動脈内バルーンパンピング(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)などの補助循環装置を用いて対応しています。2021年6月にはインペラ(補助循環用ポンプカテーテル)施設に認定されました。2023年3月までに16例に使用し、生存率は75%でした。
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院外心肺停止症例などで、適応があれば、低体温療法を行って、脳保護につとめています。
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急性心筋梗塞、不安定狭心症では、禁忌がない限りカテーテルによる冠動脈インターベンションによる再灌流療法を行っています。心臓外科がありますので、心筋梗塞後の心破裂、心室中隔穿孔、乳頭筋断裂などの機械的合併症の際にも対応が可能です。
また、カテーテル治療不適症例に対しては、心臓外科で冠動脈バイパス術を施行しています。 |
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心不全は急性期にはCCUで薬物療法などによって安定化させ、心不全改善後、心臓カテーテル検査を含めて基礎心疾患の検索を行なっています。基礎疾患が心臓弁膜症の場合には、適応があれば、心不全コントロール後に、心臓外科で手術を行っています。
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大動脈解離(B型)は安静、降圧、鎮静をはかり、リハビリテーションを行い、手術適応と考えられるときには可及的速やかに血管外科で手術を行います。
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肺血栓塞栓症は適応があれば血栓溶解療法や抗凝固療法を行っています。病態に応じて、下大静脈内にフィルターを挿入することもあります。
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