基礎看護学では、主に1年次〜2年次にかけて看護の対象者に対する生活援助の基礎的な知識と技術など、看護職になるための基盤づくりのための教育活動を行っています。まず、1年次前期は、看護実践の理論的枠組みについて学びます。1年次の1週間の病院実習では、実際に看護師や多職種の実践活動に同行し、看護の対象や医療専門職の実践活動の理解を基に看護の役割を考えます。実習を終えた1年次後期からは、日常生活を支える身体機能に関する情報を収集し査定するための方法や、看護の対象者の日常生活の援助技術について具体的な方法を習得します。2年次になると、看護実践を導く思考方法について学修します。2年次の附属病院で行われる2週間の実習では、学生各自が患者を受け持ち、効果的な対人関係を基盤とし、思考過程や援助技術を用いた看護実践を行います。学生は5〜6名のグループで病棟に行き、教員と臨床指導者と共に学びます。 |