診療内容・専門分野
- 慈恵医大柏病院のICUは計14床を有し、院内の最重症患者を一か所に集約し診療しております。
- 救命救急センターを有し、多発外傷、重症感染症など3次救急経由の重症患者が入室します。他、一般病棟で重症化した内科疾患や大手術後などの患者の入室もあり、内科系、外科系問わない患者層となっています。
- 近隣中規模病院からの重症患者の紹介も多く、院内だけでなく東葛地域全体のICUとしての役割も担っています。
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集中治療部専属医3名(常勤3名)を軸とし、救急部スタッフ、麻酔科スタッフの応援を得ながら診療しています。
- 集中治療部専属医が統括する多職種カンファレンス(医師、看護師、リハビリ、薬剤師、栄養士)を毎日実施しております。集中治療室の診療を支える全てのスタッフの知見を集約させながら患者予後の改善を目指しております。
- 日本集中治療医学会集中治療専門医の認定研修施設です。未来の集中治療を担う人材の育成は当部門の至上命題です。
- 日本集中治療医学会が運営する国内最大のICUデータベース事業JIPAD (Japanese Intensive care PAtient Database)に参画し、データ登録を行っています。
特色
集中治療は超急性期に特化した総合診療であり、医療に関する情報量も極めて多い現場です。よって、集中治療室では各診療スタッフの専門知識・技能だけならず、チーム全体として効率的かつ効果的な診療システムが求められます。柏病院ICUでは集中治療部専属医が、看護師、薬剤師、臨床工学技士、栄養士、理学療法士、リハビリ科医師、各主診療科医師など集中治療を担う全スタッフの中央に立ち、重症患者診療が円滑に進むよう日々調整しています。救急部が主診療科の場合は集中治療部専属医が第一で意思決定を行うclosed ICUの診療スタイルをとり、主診療科が救急部以外の場合は、主科と協議し補い合うsemi-closed ICUの診療スタイルとしています。
ICU入室症例数(年次推移)
2018年度 |
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
1,367例 |
1,453例 |
1,153例 |
1,073例 |
1,089例 |
診療スタッフ
職名 |
医師名 |
卒業年度 |
職位 |
専門領域 |
資格 |
出身大学 |
診療部長 |
吉田 拓生 |
平成19年 |
准教授 |
集中治療 |
日本救急医学会専門医
日本集中治療学会専門医
日本循環器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
医学博士
ヘルスデータサイエンス修士 |
京都府立 医科大学 |
診療医長 |
田中 由基子 |
平成19年 |
助教 |
集中治療 |
日本救急医学会専門医
日本集中治療学会専門医
日本内科学会総合内科専門医 |
秋田大学 |
診療医員 |
谷島 和 |
平成26年 |
助教 |
集中治療 |
日本救急医学会専門医 |
東京慈恵会医科大学 |
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