これまで、難治性骨折(遷延治癒骨折、偽関節)に対しては、手術を行い掻爬、骨移植など侵襲的な治療が行われてきた。一方、非侵襲的な方法として、1983年に骨折部への超音波照射が、骨折治癒を促進することが基礎的、臨床的に報告された。以来、欧米ならびに本邦において広く超音波治療が行われその有効性と安全性が示されてきた。特に本邦では保険適応医療として難治性骨折(受傷後3か月以上経過しても骨癒合が得られない遷延治癒骨折や偽関節)に対して使用されてきた。当該医療技術を骨折治療の早期から使用することで、従来より骨折治療期間が短縮すること、また難治性骨折が推察される症例では、従来より高い骨癒合率が獲得されることが期待される。 |