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糖尿病・代謝・内分泌内科



平成27年4月現在
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診療部長:藤本 啓

診療スタッフ 診療フロア
診療部長 藤本 啓
診療医長 東條 克能
医師数 常勤5名
非常勤3名

診療内容・専門分野


当科では代謝疾患および内分泌疾患について診療を行っています。代謝疾患としては糖尿病が診療の中心です。内分泌疾患とは、主にホルモンに関連した疾患を言います。これは甲状腺の機能異常症が多くを占めます。この他にも副甲状腺、脳下垂体、副腎、卵巣などの性腺等における疾病も対象としています。機能異常を伴わない腫瘍などは当科の中心的な対象ではありませんが、甲状腺・副腎・下垂体の腫瘍も機能異常をきたす場合には対象となります。
当科は日本糖尿病学会、および日本内分泌学会により、専門医の育成が可能な教育施設として認定を受けています。従ってそれぞれの分野に熟知した両学会の専門医・指導医が経験を生かし、また内科学の基本を身につけた上でさらに上級のこれらの専門医を目指す内科認定医・研修医・レジデントたちの熱心な診療を受けることができます。


特色


  • 内分泌領域への取り組み:
    代謝・内分泌疾患は自覚症状や基本的な日常診療だけでは原因をなかなか特定できないことが多い病態で、専門医による診断・初期治療が非常に重要です。私たちの診療部では、このような日常の診療に埋もれてしまうような病態をも的確に解析することを重要な使命と考えています。例えば内分泌疾患による高血圧、生活習慣とは関連しないインスリン欠乏型の糖尿病の診断・治療なども得意とするところです。またこれにはインスリンが枯渇するため高血糖・低血糖を繰り返すことで困難を極めることの多い1型糖尿病、若年で発症する特殊なタイプ、妊娠を伴う糖尿病の治療・管理なども含まれます。このように若年者、これから妊娠・出産を控えている糖尿病患者さまなどの診療が特に当科が対応すべき重要な分野と考えています。
  • 生活習慣病への対応:
    一方、従来は欧米諸国に多いとされてきた虚血性心疾患など血管障害にも、これからは取り組まねばなりません。このような血管合併症による死亡率を合わせれば、日本においてすでに死因のトップになっているからです。これらは高血圧に加えて生活習慣と強く関連する高脂血症を伴う代謝症候群や2型糖尿病が大きな原因となっており、これを未然に予防していくことが重要な課題です。そのために私たちの診療部では、医師だけでなく看護部・栄養部・薬剤部・検査部などが各専門領域を生かして患者さまに生活習慣病に関する初期学習を提供し、また既に現れた合併症に対しては眼科や腎臓・高血圧内科、循環器内科などの他科と協力して診療を行なうシステムがあります。
  • その他の病態に伴う診療:
    外科系の診療部門であっても手術・出産などに際して代謝・内分泌疾患、特に糖尿病や甲状腺機能異常を伴う患者さまを多く認めます。これらの処置に際しては総合病院の一部門として特別な配慮が必要です。当科はこれらの外科的処置などが安全に進むよう、各診療部や麻酔部との連携をはかりながら診療することも重要な責務となっています。

先進(高度)医療


代謝・内分泌疾患においてホルモンの基礎値だけでは判断がつかない病態に対し、各種ホルモン負荷試験を行い、判断することができます。 糖尿病に対する新規治療薬の治験薬の治験も多く行っています。これを受けることで患者さんも御自分の病態を詳しく把握しなおすことが可能です。
また佐々木診療部長は日本人類遺伝学会認定の臨床遺伝専門医・指導医でもあり、代謝内分泌疾患に限らず遺伝性の疑われる内科領域全般の“遺伝相談”に応じることができます。お話を伺った上で、より詳しい診断が必要な場合には附属病院の遺伝子診療外来にて遺伝子診断により対応することもあります。


主な医療機器・設備


内分泌疾患の診断・治療のために、当科と協力して診療する放射線部には最新鋭の放射線診断装置が設置されています。甲状腺疾患においては超音波診断、下垂体の診断のためにはMRIなどが挙げられます。ホルモンの動態、機能とともにこれらの画像診断を駆使して総合的に内分泌疾患の診断を行います。
一方、糖尿病診療に対しては特殊な機械は不要です。生活習慣、薬物治療、栄養指導、血糖自己測定など、医師とコメディカルスタッフとが連携して行う糖尿病教育入院やクリニカルパスによる包括的な診療こそ、最大の“設備”となっています。


患者数・地域医療機関との連携


当科では地域の病院やホームドクターとの医療連携を重視しています。より専門的な診療を紹介制度により、合理的に行えるよう努力しています。そのため専門的な診断・治療が確定した患者さまについては、かかりつけの医療機関への逆紹介が進んでおり、常に通院患者さまは変化しています。これにより、いざという時には合理的にかかりつけの医師からの依頼、救急医療などに対応できるよう計画しています。それでも現在、糖尿病で通院する患者さまは約1,500人と推定されます。また教育入院を受けられた方も積算ですでに600人以上に昇ります。
有病率が一万人に一人程度と比較的発症頻度が低く、しかも高度なインスリン治療法の適応となる1型糖尿病についても50人から100人が通院しています。これは推定される柏市における1型糖尿病の全患者数を上回り、東葛北部全体から1型糖尿病患者さまが当科へ集まっていることを示すものです。


専門外来


診療部の4医師がそれぞれ毎週、“初診・再診の外来”に出ています。地域の医師に紹介していただく際には通常の予約枠とは異なる、この外来へかかりつけの先生からFAXによる予約をとっていただくのが最適です。診察券やカルテ作成等の待ち時間が短縮されます。この医療連携に関しては近医にお問い合わせください。


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