ご挨拶

学校長 忽滑谷 和孝

忽滑谷学校長

入学案内

東京慈恵会医科大学の学祖高木兼寛は、大学開設当初から看護の重要性を説いていました。医学に基づいた医療のみでは限界があり、キュアとケアの両面からのアプローチがあって初めて"病人を診る"ことができます。ケアのスペシャリストとしての看護師は、患者を正しく診るための基本的な知識と技量を身につけなければなりません。

隣接する柏病院は、救命救急センター、地域がん診療連携拠点病院、地域災害拠点病院などの機能をもつ東葛北部の基幹病院であり、高度医療から緩和ケアまで幅広い医療を提供し、本学卒業の看護師が多く勤務していることから、アットホームな雰囲気の中、卒業後もシームレスな教育指導体制が整っております。

また、正しく診る側の豊かな人間性の育成も欠かせません。自身の心身の健康を保ちながら、患者さんに寄り添い、傾聴、共感するには、患者さんが経験している状況を実体験するか,しているかのごとくイメージすることが求められます。当校は手賀沼のほとりに立地していることから、緑に囲まれた環境の中で多くの経験を通して、豊かな人間形成ができることでしょう。人の痛みがわかる看護師を目指している学生をお待ちしております。

副校長 中尾 みさ子

中尾副校長

慈恵の看護教育は、慈恵大学の創立者である高木兼寛先生が日本で最初の看護師の教育機関を明治18年に設立されたことに始まります。

慈恵柏看護専門学校は慈恵会医科大学附属柏病院の設立と同時に1987年に開校しました。

多くの卒業生は慈恵で学んだ「看護の心」を受け継ぎ「看護師」という職業に誇りをもち、看護師、保健師、助産師として活躍しています。

看護とは人の一生の「生」と「死」という大切な時を共有する尊い職業です。そしてあらゆる健康状態においても自己実現するために、その人らしい生活が営まれるよう支援する活動です。

慈恵大学は開学当時から患者さん中心のチーム医療の考え方に基づいて医療を実践しています。したがって医療人の教育は看護師・医師のみならずコメディカルの方々へも「病気の治療のみではなく、病者の不安や悩みなどを取り除き、常に患者さんのための真の医療をめざす」病院の理念が浸透しています。このように医療人としての基礎を学ぶためには恵まれた教育環境といえます。

慈恵で学ぶことは、病者の痛みに共感することができる「看護の心」を持つ看護師を育成するとともに看護師としての質の向上、キャリア形成を築く上ではすばらしい入り口と考えます。本校で学び、社会人として、人のこころに寄り添い、人の思いを感じ取れる感性、そして専門職業人としての高い倫理観をもち活躍できる看護職を目指して欲しいと願っています。皆さまが3年間、看護を学ぶことは患者-看護師との関係、すなわち人と人との関係性を通して自身をも成長させることができます。同じ目標を持った仲間たちとともに、看護の感動や奥深さを一緒に学びませんか。心より入学をお待ちしております。

  • 慈恵看護専門学校(新橋)
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