Ⅰ.学校経営
慈恵大学の事業計画をもとに部門目標を意識しBSCを作成した。各自前年度の課題も意識し学校運営に取り組んだ。評価項目の評価点が低い中長期目標の明確化が課題であり、今年は共有して評価ができるよう明文化を図ることとしている。
Ⅱ.教育課程・教育活動
カリキュラムは新型コロナウィルスの感染拡大により、学習の就学保障のため、慈恵大学の支援によりe-learningを導入し、年度で履修しなければならない単位を修得できるように整えた。
実習環境の整備については、例年評価点が低い。外部施設に対しては改善を申し入れてはいるが中々実現しないことが現状である。直ぐに対応は難しいが継続して申し入れをしていく。
退学者数を減らす対策の一つとして、より質の高い実習指導体制を整えるために、指導者と教員が参加する学習会が必要と考え、企画していく。
Ⅲ.入学・卒業対策
看護師国家試験の合格は100%であった。しかし毎年、進路変更をしていく学生が5%おり減る傾向にない。今後、学生の動向や特徴に配慮した対策が必要であると考える
Ⅳ.学生生活への支援
在校生に対して就職支援の一環として情報提供の項目の評価点が低かったが、慈恵大学の附属病院だけでなく、外部施設の状況についても個々に提供していが、教員間の認識の違いによって低いことがわかった。
Ⅴ.管理運営・財政
コロナウィルスの感染予防対策のために急遽学校設備を整えていく必要があったが、予算内で整え、必要な教材教具も購入できた。
危機管理体制の整備として、学校施設内に防犯カメラを設置することができた。災害対策については3学年合同の防災訓練は出来できず、防災についてのマニュアルの確認を各学年で行った。その他のパワーハラスメントの対策や防犯・交通安全講習会などの取り組みは出来ていなかったため次年度取り組みたい。
Ⅵ.施設設備
講堂の天井が吊り天井であることが判明したため、今後計画的に修繕していく。次年度は感染予防対策は引き続き行う。また改正カリキュラムの運用に伴いICT教育に向けた通信環境を整えていく。
Ⅶ.教職員の育成
オンデマンド型の研修・学会が多く企画され、教員全員が参加し自己研鑽に努めた。次年度は職場内の研修を企画し、教育の質の向上に取り組んでいく。
Ⅷ.広報・地域活動
広報活動は、従来通りの方法で活動することは困難だったが、webオープンキャンパスの企画などで対応した。ホームページの更新は随時行っていたが、教職員全体に伝わっていないことがあったので周知していく必要がある。
ICLSで地域消防の指導協力を受けるなど交流があり、広報に繋がった。しかし地域への広報、貢献、奉仕活動については、地域活動に関連した情報を収集し、貢献活動に力をいれたい。