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1881年(明治14年)に開設された日本最初の私立医科大学です。平成13年に創立120周年を迎えました。今年で123年になります。 |
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本学の創設者・高木兼寛(1849−1920)先生はイギリスのセント・トーマス医学校に留学し、帰国してから、当時、日本の医学界が研究至上主義的な傾向が強く、病人を医学の研究材料のように考える傾向があったのを、イギリス流の人道主義、すなわち病に悩む人たちを中心に考える学風の医学校を作りたいと考えて、開設したのが本学の前身・成医会講習所です。 |
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本学は「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神に基づいて、単に病気を治すだけではなく、病を持った人たちの不安や悩みを理解し、それらを取り去り、温かく慰め励まし、心身の安らぎをもたらすような、人間中心の医療とそれを支援する医学研究・教育を目指しています。 |
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わが国の最初の看護教育も、本学の創設者・高木兼寛先生がイギリス留学時代にセント・トーマス医学校に付設されていたナイチンゲール看護学校を見て、「医師と看護婦は車の両輪の如し」と力説されて、看護婦教習所を開設して行われました。第一回の卒業式は総裁皇后の臨席を得て行われ、現在の慈恵看護専門学校はこの流れを汲むものです。 |