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臨床工学部(医療機器の管理体制)

臨床工学部技士長:平塚明倫
機器格納庫

病院の体制

医療機器の保守管理体制は、放射線部、看護部、中央検査部、リハビリテーション科、施設課、内視鏡部、臨床工学部で構成され、その責任者として「医療機器安全管理責任者(医療安全管理部副部長)」を配置しております。また、「医療機器の保守点検・安全使用に関する管理手順書」にて医療機器の安全管理体制(院内研修、保守点検、情報収集など)を規定しております。さらに、本組織の機能向上と連携強化のために「医療機器安全管理作業部会」を組織し、院内医療機器の安全管理のさらなる強化並びに向上を検討しております。
「医療機器安全管理作業部会」の健全な運営体制は、上部組織である「セーフティマネジメント委員会」にてさらに監督・管理されております。

スタッフ教育

医療機器安全管理の実務を担当しております臨床工学部スタッフについてご紹介させていただきます。
臨床工学技士23名(女性4名・男性19名)は、技士免許のほか、呼吸療法、体外循環、透析技術など、学会専門認定資格取得や医療機器メーカ主催のメンテナンス講習会受講を促進し、技士としてのスキルアップに努力しております。
学外で吸収したスキルは、技士として直接的に業務還元するほか、臨床工学部主催の「医療機器安全講習会」にて院内スタッフの機器取扱向上として、間接的還元も図っております。
また、Team STEPPSにも積極的に取り組み医療安全の向上に努めております。

医療機器の保守管理

臨床工学部では、臨床現場での機器安全性の確保は、信頼性の高い機器類の供給と機器使用者の知識・技術の向上、さらには機器メーカとの情報共有が重要と考えております。
人工呼吸器、心電図モニタ、輸液・シリンジポンプなどは、当部門管理下にあり「中央管理機器」として、規定に則り日常及び使用前後に必ず点検が実施されます。この他点検計画書に則った定期点検も実施しております。また、院内スタッフ向けの医療機器安全講習会を定期開催し、機器操作の安全性向上に努めております。さらに、機器メーカとの情報共有を進め、トラブル回避や迅速な対応を促進し、機器使用時の安全性向上にも役立てております。

手術部・ICUの機器管理体制

手術部・ICUは、院内で最も多種類の医療機器が集約されております。それゆえ、医療機器の安全管理がより強く求められます。 当部門では、医療機器トラブルに対して、多くの経験値を有し多機種の機器管理に精通した経験豊富な技士を常駐させております。また、常駐することで他部門スタッフとの連携を深め、より質の高い機器安全管理の実践へと飛躍させております。

血液浄化部の機器管理体制

血液浄化部では血液透析を中心として、その他様々な血液浄化療法(血漿交換・血漿吸着など)を実施しております。 血液浄化に用いる機器は、透析技術認定資格を有した臨床工学技士によって操作および保守管理が行われております。透析液の水質は超純水透析液の基準を満たす管理体制(透析機器安全管理委員会設置)となっております。