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院内感染対策指針(抜粋)


制定 平成19 年 6 月 25 日
改定 平成30 年 10 月 1 日

1)院内感染対策に関する基本的考え方

 東京慈恵会医科大学附属病院(以下「当院」という)における院内感染対策は、1.院内感染から患者を守り質の高い医療を提供すること、2.病院で働く全ての職員を職業感染から守ることを目的とし、標準予防策(スタンダードプリコ−ション)の遵守および科学的根拠に基づく対策の実践に向けて病院全体で取り組むことを基本方針とする。

2)院内感染対策のための組織

 当院の病院感染対策組織は、感染症診療と感染対策を行う感染症科、諮問・決定機関である感染対策委員会、病院感染の監視および対策の実践を推進する感染対策部にて構成されている。

3)院内感染対策のための教職員に対する研修

 感染対策委員会および感染対策部は、教職員に対し、感染対策に関わる基本的考え方および具体的方策について周知徹底を行うことを目的とし、定期的に研修会を開催する。 (1)全教職員を対象とした研修会を開催、教職員は年間2 回以上受講することが必要である。 (2)必要に応じて職種別、部門別にて研修会を開催、教職員は積極的に参加する。

4)感染症の発生状況の報告に関する基本方針

 感染症発生状況に係る情報は広く共有し、病院全体で対策に取り組む必要がある。

(1) 感染対策部は週1 回以上細菌検査結果を確認し、各部署に出向いて報告すると同時に 感染対策に関する確認、指導を行う。統計資料は定期的に各関連会議やイントラネッ ト、ニュースレターで院内に公示する。
(2) 市中における感染性疾患の流行状況など最新情報を発信し病院全体の意識を高める。

5) 院内感染発生時の対応に関する基本方針

 

6)当該指針の閲覧

 本指針は患者及び家族から閲覧の求めがあった場合にはこれに応じるものとする。また本指針についての照会には感染対策部が対応する。

7)院内感染対策推進のために必要なその他の基本方針

 日常的に実施する標準予防策(スタンダードプリコーション)、さらに血管内留置カテーテルをはじめとする医療処置関連感染防止策、感染症別の対策等は、病院感染ガイドラインに基づき適切な予防策を実践する。