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救命救急センター


診療内容


平成24年4月に開設された救命救急センターは、東葛地区を中心とした救急医療の最後の砦として救急隊や他の医療機関から搬送される3次救急(命を脅かす、重症であり速やかな治療を要する状態 )患者さんを中心に24時間体制で治療を行っています。しかしながら、地域の救急医療全般を支えるために、搬送患者の内訳はおおまかに重症1割、中等症1割、軽症8割であり、幅広い救急対応を実践しています。
救急専任である救急部医師が中心となって運営しており、冠動脈疾患、心臓外科、血管外科、産婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻科などの専門治療が必要なものは、各科協力のもとで治療を行っています。


特色


患者受け入れから診断・根本的治療(手術、集中治療、リハビリテーションなど)を一環してセンター内で救急部医師が中心となって治療を行っていますが、専門性にあわせて各科とも協力して急性期治療を行っています。また、患者状態にあわせて、周囲の医療機関とも協力して、当該地域の救急医療の中心となるべく診療を行っています。
対象となる疾患は主に、交通事故や転落外傷などによる重度外傷、脳卒中を含む神経救急、心肺停止を含む循環器救急、その他集中治療を必要とする重傷疾患(ショック、急性呼吸障害、重傷感染症、中毒など)等です。
また、多発外傷や多臓器不全などの単科では対応することが困難な疾患も、救急部にて全身管理を行いながら、他科と協力して治療も行っています。
当センターは日本救急医学会救急科専門医指定施設に認定されており救急科専門医育成のほか、研修医の臨床研修や医学生、救急救命士の病院実習などの教育も行っております。


医療機器・設備


外来は初療室4ベッドと診察室2室を中心として、レントゲン、CT、MRI等の放射線室が隣接しており迅速に検査を行えます。病棟は7床のIntensive Care Unit(ICU)および4床のHigh Care Unit(HCU)と20床の一般病床で運営され、重症感染症や急性臓器不全などの各種急変病態に対して、人工呼吸、各種血液浄化、人工心肺(PCPS、IABP)、脳低温療法、内視鏡、放射線診断と治療(IVR)、緊急手術を含めて集中治療を行っています。


スタッフ紹介


診療部長  卯津羅 雅彦
資格:日本救急医学会指導医、日本脳神経外科学会専門医、日本集中治療学会専門医
所属学会:日本救急医学会、日本脳神経外科学会、日本集中治療医学会

スタッフ一覧


救命救急センターから皆様へのお願い


当院の救急外来は重症患者を対象として診療する医療機関となっております。従って、軽症の患者さんが来院された場合、患者状態をトリアージさせていただいた上で、救急車で搬送されるような生命に関わる緊急処置を必要とする患者さんの診療を優先することとなり、診察の順番が受付順と違う場合や、待ち時間が長くなる場合がございます。
近隣自治体では休日夜間急病診療所や当番医制を導入しておりますので、発熱や腹痛など軽症の患者さんは、こちらをご利用していただきますようご協力お願い致します。救急車は自分で歩けないような重症の患者さんのためにあります。
また、救急救命士や救急隊員は、患者さんの状態を観察し、重症度や緊急度を判断する訓練を受けています。救急車を呼んだ場合は応急処置や搬送する医療機関の選択は救急隊員に任せてください。


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