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消化管外科


平成29年7月現在
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上部消化管外科 (胃・食道・十二指腸)


スタッフ


高橋 直人、山本 世怜、高橋 慶太


 

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高橋 直人
職位 外科医長 准教授 Naoto TAKAHASHI
専門 消化器外科 胃食道外科
出身 慈恵医大 平成2年卒 東京
資格 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、消化器がん外科治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医
学会 日本胃癌学会、日本食道学会
American Society of Clinical Oncology(米国腫瘍学会)

山本 世怜
職位 外科医員 助教 Se Ryung YAMAMOTO
専門 消化器外科 上部消化管外科
出身 慈恵医大 平成16年卒 東京
資格 日本外科学会専門医,日本消化器外科学会専門医,消化器がん治療外科認定医,日本食道学会食道科認定医
学会 視鏡外科学会,日本胃癌学会,日本臨床外科学会,日本消化器病学会,日本消化器内視鏡学会

高橋 慶太
職位 外科医員 助教 Keita TAKAHASHI
専門 消化器外科 上部消化管外科
出身 慈恵医大 平成23年卒 東京
資格
学会 日本外科学会、日本消化器外科学会、日本食道学会、 日本胃癌学会、日本臨床外科学会、日本内視鏡外科学会

疾患


慈恵医大柏病院の上部消化管外科では、日本消化器外科学会の専門医・指導医が中心になって、上部消化管悪性腫瘍(胃がん・食道がん・GISTなど)の症例を中心に、外科治療を行っています。さらに、上部消化管良性疾患(逆流性食道炎・食道アカラジア)に対しても、外科治療を行っています。これらの疾患の手術は、その大半を鏡視下手術で行っています。
先進医療を積極的に実施しています。慈恵医大柏病院は早期胃がんに対する腹腔鏡下センチネルリンパ節検索に関して、日本のパイオニア的施設です。胃の局所切除や分節切除により、胃切除範囲を縮小することで胃容量を温存することも症例によっては可能です。また、胃がんに対する胃切除後の抗悪性腫瘍剤(パクリタキセル)腹腔内反復投与療法も行っています。


特色


消化器内科、腫瘍内科、放射線治療科と連携し、総合的診療体制で臨んでいます。

鏡視下手術を導入しており、食道表在がんには胸腔鏡(図1)と腹腔鏡による手術、早期胃がんに対しては腹腔視下手術を行っています。

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<図1>胸腔鏡下食道切除術

早期胃がんに対する腹腔鏡下センチネルリンパ節検索(図2)
胃癌に対する、確実な治療は、病巣の完全切除とリンパ節郭清です。
粘膜下層まで浸潤した早期胃癌に対する標準治療は、リンパ節郭清を伴う胃切除が行われますが、術後胃切除後障害が高度に出現することがあります。早期胃癌のリンパ節転移率は約15%前後で、リンパ節転移のない患者さんへの標準手術は過大手術ともいえます。慈恵医大では、リンパ節転移の有無を、赤外線腹腔鏡を用いたセンチネルリンパ節(癌が最初に転移すると思われるリンパ節)検索を行うことにより、これまで、200例以上の胃癌症例のセンチネルリンパ節検索を行い有効性を確認しております。センチネルリンパ節検索を行うことにより、縮小手術として、胃を温存した手術(たとえば標準手術としては胃全摘となる症例が、センチネルリンパ節に転移がなければ胃局所切除となり、胃容量を大きく温存できる手術)が行なえる可能性があります。


<図2> 赤外線カメラによるセンチネルリンパ節検索

赤外線観察により黒染されるリンパ節とリンパ管が明瞭に観察される。
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通常腹腔鏡観察
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赤外線観察

柏地区の中核病院としての機能と、大学病院としての機能を兼ね備え、患者さん中心の診療を行うとともに臨床研究も積極的に行っています。




先進医療


胃がんに対する胃切除後の抗悪性腫瘍剤(パクリタキセル)腹腔内反復投与療法(図)を先進医療として取り組んでいます。

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<図>腹腔内に抗癌剤を
投与しています

メディア掲載情報


慈恵医大柏病院外科で行っている赤外線カメラを使った胃がん手術の開発が、多くの媒体に紹介されています。
以下、紹介媒体の一例です。
・2013.6月 医療安全推進推進者ネットワーク MEDSafeNet
がんのリンパ節への転移を予測し縮小手術へ繋げるセンチネルリンパ節生検の最新動向
・2013.6月 統合医療でがんに克つ P40-41
創刊5周年記念特別企画 胃を全部とらなくてすむ新手術法
・2013.4.18 週刊新潮 P38-42
胃がん・センチネルリンパ節生検による胃がん縮小手術
・2013.4.10 朝日新聞 朝刊 社会面
胃がん切除最小限に・慈恵医大 色素で転移先特定
・2013.3.28 読売新聞 夕刊 医療面
胃がんのリンパ節転移予測、色素・赤外線で部位特定




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