■ 柏病院TOPページ

上部消化管外科


2022年12月現在
外来担当医表 フロア案内へ 前に戻る

上部消化管外科 (胃・食道・十二指腸)


スタッフ


 


 

photo
高橋 直人
職位 外科医長 准教授 Naoto TAKAHASHI
専門 消化器外科 胃食道外科
出身 慈恵医大 平成2年卒 東京
資格 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、消化器がん外科治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医
学会 日本胃癌学会代議員、日本内視鏡外科学会評議員、日本食道学会、日本外科系連合学会、日本臨床外科学会American Society of Clinical Oncology(ASCO米国腫瘍学会)

photo
高野 裕太
 
職位 外科医員 助教
専門 消化器外科 上部消化管外科
出身 慈恵医大 平成20年卒
資格 外科専門医、消化器外科学会専門医、消化器がん外科治療認定医、消化器病専門医、日本消化管学会胃腸科専門医、腹部救急認定医

photo
竹下 賢司
 
職位 外科医員 助教
専門 消化器外科 上部消化管外科
出身 信州大学 平成21年卒
資格 日本外科専門医、日本消化器内視鏡専門医、da Vinci assistant Surgeon
学会 日本外科学会、日本胃癌学会、日本消化器内視鏡学会、日本内視鏡外科学会

疾患


慈恵医大柏病院の上部消化管外科では、日本消化器外科学会の専門医・指導医が中心になって、上部消化管悪性腫瘍(胃がん・食道がん・GISTなど)の症例を中心に、外科治療を行っています。さらに、上部消化管良性疾患(逆流性食道炎・食道アカラジア)に対しても、外科治療を行っています。これらの疾患の手術は、その大半を鏡視下手術で行っています。
先進医療を積極的に実施しています。慈恵医大柏病院は早期胃がんに対する腹腔鏡下センチネルリンパ節検索に関して、日本のパイオニア的施設です。胃の局所切除や分節切除により、胃切除範囲を縮小することで胃容量を温存することも症例によっては可能です。また、胃がんに対する胃切除後の抗悪性腫瘍剤(パクリタキセル)腹腔内反復投与療法も行っています。


特色


消化器内科、腫瘍内科、放射線治療科と連携し、総合的診療体制で臨んでいます。

鏡視下手術を導入しており、食道表在がんには胸腔鏡(図1)と腹腔鏡による手術、早期胃がんに対しては腹腔視下手術を行っています。

photo
<図1>胸腔鏡下食道切除術

早期胃がんに対する腹腔鏡下センチネルリンパ節検索(図2)
胃癌に対する、確実な治療は、病巣の完全切除とリンパ節郭清です。
粘膜下層まで浸潤した早期胃癌に対する標準治療は、リンパ節郭清を伴う胃切除が行われますが、術後胃切除後障害が高度に出現することがあります。早期胃癌のリンパ節転移率は約15%前後で、リンパ節転移のない患者さんへの標準手術は過大手術ともいえます。慈恵医大では、リンパ節転移の有無を、赤外線腹腔鏡を用いたセンチネルリンパ節(癌が最初に転移すると思われるリンパ節)検索を行うことにより、これまで、200例以上の胃癌症例のセンチネルリンパ節検索を行い有効性を確認しております。センチネルリンパ節検索を行うことにより、縮小手術として、胃を温存した手術(たとえば標準手術としては胃全摘となる症例が、センチネルリンパ節に転移がなければ胃局所切除となり、胃容量を大きく温存できる手術)が行なえる可能性があります。


<図2> 赤外線カメラによるセンチネルリンパ節検索

赤外線観察により黒染されるリンパ節とリンパ管が明瞭に観察される。
photo
通常腹腔鏡観察
photo
赤外線観察

食道裂孔ヘルニアに伴う逆流に対する手術

胸にある食道と,腹部にある胃の境界が食道裂孔と呼ばれ,横隔膜の孔の部分になります.ここを食物が通過していくわけですが,この部分の筋肉が緩むと裂孔が大きくなり,胃が裂孔を通して胸の方へ持ち上がってしまいます.この状態を食道裂孔ヘルニアといいます(図1).

photo図1

 

ご高齢や,肥満の方,農作業を営んでいる方,亀背の方によく認められる疾患です.食道裂孔がゆるいため,食物や胃液が容易に食道に逆流してしまい,胸やけや苦い水が上がってくるなどの症状が生じます.慣れていると無症状の方もいますが,孔の緩みが大きくなると胃の大半が胸部に脱出し胃が逆さまになってしまうことがあります.この場合はほかに小腸なども脱出していて腸管壊死が起こる可能性,また心臓への負荷や将来的に食事がとれなくなる可能性が懸念され,無症状であっても手術が勧められます.
まず胸の中に入り込んでいる胃を腹部に戻し,次に緩んで広がった裂孔を縫い縮めます.そして胃を食道に巻きつけて,逆流防止弁が作成されます。食道の後ろを中心に約2/3周巻き付ける方法をToupet手術(トゥーペ法)といい,当施設では、これまでの検討からToupet法が最適な術式と考え、大半の患者さんにToupet法を行っています。

photo図2

photo図3


(*図1,2,3:東京慈恵会医科大学外科学講座 上部消化管外科 ホームページより引用)


柏地区の中核病院としての機能と、大学病院としての機能を兼ね備え、患者さん中心の診療を行うとともに臨床研究も積極的に行っています。




先進医療


胃がんに対する胃切除後の抗悪性腫瘍剤(パクリタキセル)腹腔内反復投与療法(図)を先進医療として取り組んでいます。

photo
<図>腹腔内に抗癌剤を
投与しています

メディア掲載情報


慈恵医大柏病院外科で行っている赤外線カメラを使った胃がん手術の開発が、多くの媒体に紹介されています。
以下、紹介媒体の一例です。
・2013.6月 医療安全推進推進者ネットワーク MEDSafeNet
がんのリンパ節への転移を予測し縮小手術へ繋げるセンチネルリンパ節生検の最新動向
・2013.6月 統合医療でがんに克つ P40-41
創刊5周年記念特別企画 胃を全部とらなくてすむ新手術法
・2013.4.18 週刊新潮 P38-42
胃がん・センチネルリンパ節生検による胃がん縮小手術
・2013.4.10 朝日新聞 朝刊 社会面
胃がん切除最小限に・慈恵医大 色素で転移先特定
・2013.3.28 読売新聞 夕刊 医療面
胃がんのリンパ節転移予測、色素・赤外線で部位特定




▲このページのTOPへ