大学トップ > 大学院 > 医学研究科・研究対応部門 > 筋生理学 前に戻る 教　授 ： 竹森 　重 講　師 ： 山口 眞紀 山内 秀樹 山澤 徳志子 　横紋筋(骨格筋・心筋) の正常機能とその破綻について、X 線回折による微細構造解析法、核磁気共鳴法、示差走査熱量計 / 熱量測定計による熱力学測定法、力学測定法、免疫化学的解析法、分子動力学計算法、蛍光画像解析法などの物理化学的・生化学的手法を用いて研究している。 　核磁気共鳴法による細胞内水研究を通して得られた組織・細胞内の水分子環境への理解は、生体組織・細胞一般の水分子環境への理解を通してMR画像の解釈法の向上に繋がる。免疫化学的解析法による筋増殖シグナル伝達過程の解析は、筋再生・萎縮予防法の開発に通じる。また、筋タンパク変異にともなう遺伝性疾患の分子機序についての研究は、これらの疾患の診断法・治療法の開発に繋がる。 核磁気共鳴法・熱力学測定法による生体組織内の水構造解析とＭＲ信号の意味づけ。 X線回折法による横紋筋収縮装置の微細構造解析。 力学測定法による横紋筋収縮装置の機能測定。 免疫化学的解析法による筋増殖シグナル伝達過程の解析。 分子動力学計算法による家族性心筋症の分子機序の解析。 蛍光画像解析法による悪性高熱症の分子機序の解析。 理化学的な考え方と手法を援用しながら観察された生命現象を統べる理を究明しようとする力を身に着ける。 実験装置・器具を作成・改良しながら、理化学的な実験を組み立てられる。 実験結果をもとに理化学的論理に則った推論とその検証ができる。 理化学が本質的に寄与しうる医学的課題を自ら見いだせる。