数字で見る慈恵大学

本学では医療者の育成に向け、多様かつ特徴的な施策を行い、
その取り組みは確かなカタチとして現れています。

(2025年6月現在)

1881年、「医学的力量のみならず、人間的力量も兼備した医師を養成すること」を目的として、学祖・高木兼寛は銀座に成医会講習所を開設しました。以来、145年。「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神は、学びの場で脈々と受け継がれています。

創立から145年に及ぶ歴史の中で、本学は医療従事者の育成ならびに輩出、医療の提供、そして医療の研究といった分野で社会に貢献してきました。医学科生647名、看護学科生244名、同窓会員数8,546名、教職員数7,917名と、多くの慈恵人が医療の未来を担うべく活躍しています。

看護学科は定員60名に対し専任教員40名という少人数制教育です。看護学科実習では、実習室は2部屋あり、学生2名に対しベッド1台が用意されています。機器やICTを用いたシミュレーション教育にも力を入れています。

医学科は臨床実習36週、診療参加型臨床実習 40週という充実したカリキュラムです。医学科実習では4つの附属病院を学びの場として、患者さんに寄り添う医療を習得します。

本学では未来に貢献する医療者の育成の場として、附属病院が大きな役割を果たしています。新橋の本院をはじめ、葛飾、狛江、柏に4つの附属病院があり、総病床数は2,644床、一日あたりの外来患者数は6,115名、年間手術件数は33,493件にのぼります。在校生はこれらの附属病院で先輩でもある先生方の指導のもと、診療参加型臨床実習を行います。

本学では47のクラブ・同好会(体育会系27、文化系13、同好会7)が活発に活動しています。多くの学生が何らかのクラブに属しており、複数のクラブを掛け持ちする学生も少なくありません。ハードなカリキュラムと両立しながら部活動を通して培われた同級生、先輩、後輩との関係は、将来の医療活動にもつながる大切な絆となっています。充実した課外活動は、医師・看護師となってから学生生活を振り返るとき、かけがえのない思い出になっていることでしょう。

本学では、若い時の海外での体験が将来の医師・看護師人生に極めて大きな影響を与えると考えています。学内の国際交流センターが中心となり、海外の15の機関と協定を結んで学生達の国際交流を積極的に支援しています。

2025年における国家試験の現役合格率は医学科が99%、看護学科が100%。医学科では2年次から西新橋キャンパスに移り、本格的な医学の専門教育が始まります。実習・演習と少人数グループでの教育を重視、4年次では臨床実習、5年次には第一線の診療現場での診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)がスタートします。看護学科でも学年が進むにつれ、より専門性の高い実践的な学修が行われます。着実な学修の積み重ねが、高い国家試験合格率に結びついています。

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