入院診療

4E病棟

4E病棟は45床のベッドからなる小児患者さんの混合病棟です。内2床は重症患者さんに対応した観察室及び感染症発症時、使用の陰圧室となっております。スタッフは看護師25名、看護補助員2名、保育士6名、事務員1名、病棟薬剤師4名が各科医師や他のコメディカルと協力して診療を行っております。

当病棟では主に乳児期後期から学童期の患者さんを対象にしております。さらに小児期発症疾患キャリーオーバーの成人患者さんでより細かなケアの必要な患者さんの入院にも対応しております。

4E病棟 受付 4E病棟 個室

この病棟では小児腫瘍患者、小児外科系患者さんが主に治療を受けており、長期の入院になることもしばしば経験します。そのため、長期間の入院でも患者さんの発達や社会性が十分サポートできるような工夫をしております。まず、常勤の保育師が6名(うち1名は2E担当)おり、特に幼児期の患者さんの発達のケアを行っております。病棟内にプレイルームを設け、体調が許す患者さんの合同保育や季節の催しを行っております。学童期の患者さんに対しては東京都立城南養護学校と提携し訪問授業を行っております。

このようにして入院されていてもなるべく普段と変わらないような生活を送っていただけるようにしております。そして当センターの特色でもある診療科、職種を超えた包括的医療が実践されております。

4E病棟 4E病棟 スタッフ

4E病棟師長ご挨拶

「総合母子健康医療センター」4階小児科病棟を紹介させて頂きます。

4階にある小児病棟は1歳から15歳までの乳幼児から学童期の子どもを対象とし、小児の悪性腫瘍、先天性代謝異常症を代表とする遺伝性疾患、手術を必要とする子どもを収容し受け入れています。入院患者をサポートするスタッフは、医師、看護師をはじめ保育士、臨床心理士、病棟薬剤師、特別支援学級の先生、ボランティアの方々で構成されています。

病棟には、自由に遊べる広いプレイルームや長期療養のこどもの院内学級室があり、成長発達を支援できるアメニティを備えております。主に治療の手助け役として医師、看護師が関わりますが、保育士は、子どもの発達段階に応じた保育内容を短期入院児から長期入院児に対して提供し、不安なく入院生活ができるようサポートしています。

また少しでも入院生活がストレスとならないよう、病室での遊びや年間の行事を企画し家族と共に楽しめる催し物を実践しています。

そしてボランティアの活動としては、団体、個人で協力をいただき年間行事の参加のほかに、病室での子供の遊び相手、絵本の読み聞かせなどをしています。 人気のあるボランティア活動の一つに、「人と動物のふれあい活動(セラピードック)」があります。様々な犬種の動物との触れ合いは、子ども達のみならず、私達スタッフも笑顔にしてくれます。また、昨年度からは、「勇気のビーズ活動(ビーズオブカレッジ)」を始めました。この活動を通して、子ども達が自分の闘病生活での治療過程の記録と、勇気と頑張りを讃えたいと思っています。

田村 宏美師長

4E病棟師長
田村 宏美