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胆石は痛みの発作、胆嚢炎、胆嚢がんなどを合併することがあり、また石が総胆管に落ちると黄疸、膵炎、胆管炎、肝膿瘍などが発生します。このため胆石の症状が出た方には胆嚢摘出術が必要です。また胆嚢ポリープは10mm以上の場合、がんの恐れがありますので胆嚢摘出をお勧めします。
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胆嚢摘出術は最近、腹腔鏡下に行うことが標準的な治療に変わりました。二酸化炭素で膨らませたおなかに腹腔鏡と3本の鉗子を刺し入れ、テレビ画面を見ながら胆嚢を切除します。以前行われていた開腹手術に比べて痛みが少なく、社会復帰が早いのが特徴です。当施設でも1990年から開始し、毎年150例ほど行っており、幸い全国的に良好な結果を得ています。 |
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