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体の疲れは“倦怠感や疲労感”として、感じることができます。“脳の疲れ”はどのように感じるのでしょうか。“脳が疲れた?”と感じるわけではありません。“脳の疲れ”は集中力、思考力や記憶力の低下という形で現れます。では、疲れた体を癒すためにどうされますか? 休息と栄養です。
脳にとっても同じことです。しかし、脳の特殊な点は休息にせよ、栄養にせよ、貯めておくことができないことです。脳は1日120gのブドウ糖を必要とします。そのブドウ糖は肝臓に蓄えられたグリコーゲンから供給されます。しかし、肝臓で作られるグリコーゲンは脳以外の全身にも供給されます。いくら脳が大事でも、栄養を独り占めはできません。しかも、脳はブドウ糖を40秒分しか蓄積できません。
常に血液からブドウ糖が供給されないと脳はすぐに栄養不良に陥ってしまします。1回の食事で肝臓に蓄えられるグリコーゲンは50g程度です。朝食を抜いたり、昼食を抜いたりすれば、脳に十分なグリコーゲンが供給されず、脳は疲れてしまい、正常な働きも十分にできなくなってしまいます。ちょっと考えてみてください、朝寝坊の子供たち、時々朝食抜きで出勤する方々の様子?どうでしょうか。三度三度の食事以外でも、“脳の疲れ”を感じたら、ブドウ糖を含む栄養の補給が効果的です。脳の健康のために規則正しい食生活を心がけてください。 |
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