〈子宮筋腫〉
年間150〜200件の手術例があり、原則として以後の妊娠・出産を希望する場合には、筋腫のみを摘出する筋腫核手術を、それ以外では腹式あるいは膣式の単純子宮全摘出術が行われています。粘膜下筋腫に対しては、経膣的にレゼクトスコープによる摘出も施行しています。手術以外では画像診断部、放射線治療部と協力して、子宮動脈塞栓術(UAE、自費診療)の治療も行っています。
〈良性卵巣腫瘍・子宮内膜症〉
年間150件前後の手術例があり、開腹手術だけでなく、腹腔鏡下手術も積極的に行っています。
〈腫瘍外来〉
婦人科腫瘍専門医による腫瘍外来は、火・水・木・金曜日のそれぞれ午前・午後です。悪性腫瘍に対して、ガイドラインに沿った手術療法・化学療法・放射線療法などの治療計画をたて、わかりやすくご説明します。外来点滴治療室と連携し、入院の必要のない外来化学療法を行う事もあります。治療後の生活全般にわたっても、親身にアドバイスを行っています。
〈更年期外来〉
火曜日午後の特殊外来にて、ホルモン療法や漢方療法を行っています。
〈その他〉
ストレスの多い現代社会においては、月経にともなうトラブル(月経不順、MPSなど)に悩む女性も増えており、そのような方には低用量ピルや漢方による治療も行っています。 当院総合母子健康医療センターの生殖・内分泌外来部門や産科外来部門のスタッフとも密に連携を行い、産婦人科としての総合的な診療が受けられるようになっています。
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