定期刊行物
1882年創刊の成医会(本学学術団体)発行の和文誌(年6回発行)になります。原著のほか症例報告・総説など各種の論文と成医会総会・支部例会の抄録を掲載しています。2002年以降刊行分を電子版で提供中です。
1954年創刊の大学発行の英文誌(年4回発行)になります。原著のほか症例報告・総説など各種の論文を掲載しています。2002年以降刊行分を電子版で提供中です。
創立100年を記念して 1981年に創刊しました。大学全体、各講座・研究室における1年間の主な教育・研究業績を収録しています。第40号 (2020年度) より、電子版のみの発行となり、全巻を電子版で提供中です。
1989年、「東京慈恵会医科大学教育・研究年報」の英語版として刊行しました。2022年に大学の各講座、研究室の研究活動と大学案内 (Prospectus) を収載した英文広報誌へリニューアルしております。2006年以降刊行分を電子版で提供中です。
法人広報誌「The JIKEI」は2002年3月に創刊。以来、本学の近況を教職員・同窓・父兄・その他関係者に周知することを目的に年2回発行しております。
「大学ガイドブック」は年1回発行。本学の歴史、医学科と看護学科の詳細、カリキュラムの特徴、卒業後の進路など最新の大学の情報を掲載しています。
学祖 高木兼寛に関する本 ‐建学の精神をより理解していただくために‐
吉村 昭「白い航跡」上・下 講談社文庫 1994
吉村氏自身がこの本の帯で「脚気予防法を確立し、日本海軍の脚気発生を皆無としたのは高木兼寛の比類ない大功績で、それが日清戦争の諸海戦、そして日露戦争の日本海海戦の圧勝につながり、日本を勝利国としたと言っても過言ではない。」と述べていて、また「明治初年、海・陸軍人戦病死の最大原因と恐れられた脚気の予防法確立に生涯を捧げ、かたわら東京慈恵会医科大学を創立した人類愛にみちた生涯を描く」とあります。
松田 誠「脚気をなくした男 高木兼寛伝」 講談社 1990
筆者は本学医化学講座(現:生化学講座第1)の主任教授を長く勤め、現在は名誉教授です。松田は高木兼寛の業績を「その第一は、かつて死病とおそれられ、重大な病気であった脚気の予防・治療法を確立し、帝国海軍から脚気患者を撲滅したことである。第二は、無料でかかれる施療病院を設立したこと、そして第三と第四は、東京慈恵会医科大学と、日本ではじめての看護婦教育所を創設したことである。」と述べています。
「日本の「創造力」近代・現代を開花させた470人」第5巻 NHK出版 1992
この251から264ページにわたり、「東京慈恵会医科大学 最初の医学博士となった高木兼寛」の記事があります。
NHK取材班編「ライバル日本史4 抗争」 角川書店 1996
241から264 ページに、「日清・日露 軍医鴎外の大敗北 高木兼寛 vs 森鴎外」が興味深く描かれています。