世界初、小児の腎臓のネフロン数を生体で推算することに成功―将来の腎機能を予測する新たな指標として期待―
東京慈恵会医科大学小児科学講座の坂口晴英助教、平野大志講師らの研究グループは、東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科、順天堂大学医学部小児科学講座の遠藤周准教授、西﨑直人先任准教授、および東京都立小児総合医療センター血液・腫瘍科の湯坐有希部長と共同で、生体内における小児のネフロン(腎臓の機能単位)数を推算することに世界ではじめて成功しました。
これまで小児のネフロン数は剖検(病理解剖)症例でのみ評価可能でしたが、本研究により生体での推算が実現しました。この研究成果により、小児期からの腎臓病の発症リスク評価や、より適切な治療方針の決定が可能になることが期待されます。
本研究成果は、2025年3月4日付の国際誌「Kidney International Reports」に掲載されました。
これまで小児のネフロン数は剖検(病理解剖)症例でのみ評価可能でしたが、本研究により生体での推算が実現しました。この研究成果により、小児期からの腎臓病の発症リスク評価や、より適切な治療方針の決定が可能になることが期待されます。
本研究成果は、2025年3月4日付の国際誌「Kidney International Reports」に掲載されました。