ヒト消化管からの尿酸分泌を世界で初めて測定 -痛風・高尿酸血症治療の重要なターゲットとして小腸ABCG2に注目-
東京慈恵会医科大学 消化器・肝臓内科の猿田雅之教授、宮崎亮佑助教、櫻井俊之講師らの研究グループは、同学基盤研究施設の岩本武夫教授、東京薬科大学の市田公美名誉教授(併 東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科)及び大橋勇紀研究員(現 名古屋大学大学院 実社会情報健康医療学講座 助教)らと共同で、ヒト消化管からの尿酸分泌を世界で初めて臨床的に実証しました。本研究の成果は、消化管が尿酸の排泄経路の1つであることを確立したとともに、今後の痛風・高尿酸血症の治療において、分野横断的な治療戦略の設計に役立つものと期待されます。