プレスリリース

「膵がん早期診断コンソーシアム」を発足 ~クラウドファンディングの想いをのせて、膵がん早期診断の実現へ~

本学内視鏡医学講座の島本奈々助教、炭山和毅教授、総合医科学研究センター次世代創薬研究部の藤田雄准教授らの研究グループは、膵がんの早期発見を実現することを目的に、旭川医科大学、JA尾道総合病院・広島大学、そしてH.U.グループ中央研究所とともに、「膵がん早期診断コンソーシアム」を立ち上げました。本コンソーシアムでは、H.U.グループ中央研究所が開発した最先端のエクソソームを含む細胞外小胞(Extracellular Vesicles : EV)関連基盤技術 「EViSTEPR」を活用し、膵がん診断の新たな可能性を切り拓いていきます。

膵がんは依然として予後不良な悪性腫瘍であり、早期診断の実現は世界的に喫緊の課題です。この大きな挑戦に取り組むべく、島本助教らは2023年度にクラウドファンディングでの資金調達を行い、多くの方々の温かい支援を受けて膵がん血清EV診断マーカーの開発を開始しました(https://readyfor.jp/projects/exosome)。この取り組みはわずか数年で、膵がん診療をリードするフラッグシップ研究へと成長し、今回ついに志を同じくする学術機関と臨床現場、研究所が力を合わせた連携体制へと結実しました。

本コンソーシアムは、EVを基盤としたバイオマーカー探索から実臨床への橋渡しを加速させ、膵がん検診をより一般的にし得る社会の実現を目指します。

詳細は、H.U.グループ中央研究所のプレスリリースもあわせてご覧ください。

https://www.hugp.com/research/news/file/20250718_news.pdf

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