プレスリリース

新型コロナ収束後も外来受診は回復せず パンデミック前の約6割に〜約3,000人を対象とした受療行動に関する全国調査〜

東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 臨床疫学研究部の青木拓也准教授、松島雅人教授の研究チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック後の日本における受療行動の変化を全国規模で調査しました。 本研究は、パンデミック前、パンデミック期、パンデミック収束後の3時点を比較し、「症状出現時の受療行動」がどのように変化したかを明らかにしました。その結果、パンデミック期に大きく減少した診療所や一般病院への受診は、パンデミック収束後も完全には回復しておらず、パンデミック前の約6割にとどまっていることがわかりました。一方で、救急外来の利用はパンデミック前より増加しており、受療行動の長期的・構造的な変化が生じている可能性が示唆されました。
発表資料

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