身体を冷やしてマラリア原虫の増殖を抑制 ~体温コントロールによる新たなマラリア制御の可能性~
東京慈恵会医科大学の小田川太一助教と嘉糠洋陸教授らは、低温環境がマラリア原虫の遺伝子の働きを弱め、赤血球に侵入する効率を低下させた結果、原虫の増殖が抑えられることを明らかにしました。加えて、体温の低下と抗マラリア薬を組み合わせることで、薬剤単独よりも原虫の増殖を強く抑えられることを動物モデルで示しました。これは、体温コントロールと抗マラリア薬の併用効果を示した世界初の成果です。今後、患者の体温をコントロールすることで既存の薬剤との併用治療をはじめとした新しいアプローチの治療法開発につながる事が期待されます。
本成果は2026年5月15日に「Parasitology International」誌に掲載されました。
