新型コロナ後遺症の倦怠感・抑うつ症状のメカニズムと治療薬を発見 ―世界初の新型コロナ後遺症治療薬の開発―
東京慈恵会医科大学・ウイルス学講座・岡直美講師、同・疲労医学講座の近藤一博教授、横浜市立大学の中村謙介准教授らの研究グループは、新型コロナ後遺症患者の倦怠感・抑うつ症状の原因が、新型コロナウイルスの感染で再活性化したヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が産生するSITH-1タンパク質による脳内アセチルコリンの低下であることを明らかにしました。
さらに、脳内アセチルコリンを増加させる認知症治療薬ドネペジル(商品名アリセプト)が、HHV-6 SITH-1が関与する新型コロナ後遺症の倦怠感や抑うつ症状を改善することも示しました。本研究は、新型コロナ後遺症の原因究明および世界初の新型コロナ後遺症治療薬の開発を示す、重要な成果です。
本研究の成果は、Frontiers in Pharmacologyに2026年6月4日付で掲載されました。
