プレスリリース

「多階層的アプローチ」でトランスポーターの隠れた働きを解明~腎臓病の早期発見に新たな光~

東京慈恵会医科大学 安定同位体(SI)医学応用研究センターおよび臨床検査医学講座のPattama Wiriyasermkul特任講師(現・岩手大学准教授)、宮坂政紀助教、永森收志教授(SI医学応用研究センター長兼務)は、慶應義塾大学 笹部潤平講師、医薬基盤・健康・栄養研究所 木村友則博士(現・大阪大学)、九州大学 浜瀬健司教授ら、およびKAGAMI株式会社との共同研究により、生体内の現象を多様なスケールで解析、連係することで先入観なくトランスポーターの機能を明らかにする「多階層的アプローチ」という手法を開発しました。 また、この手法を用いて、急性腎障害や慢性腎臓病のバイオマーカー(病気の指標)として注目されている「D-セリン」という微量なアミノ酸の輸送メカニズムを明らかにしました。 本研究成果は「eLife」に最終公開版(VOR;Version of Record)として掲載されました。
発表資料

ページ上部へ戻る