日本の医学部・医科大学におけるLGBT未教育の割合 臨床前教育30.5%、臨床教育で47.2% ~LGBTに関する医学教育の現状と国際比較~
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 臨床疫学研究部の研究生 吉田絵理子、松島雅人教授、同教育センターの岡崎史子准教授の研究グループは、日本の全医学部・医科大学を対象としてLGBTに関する医学教育についての実態調査を実施しました。日本におけるLGBTに関する医学教育の詳細を、米国・カナダの先行研究1)(2009~2010年に実施)と直接比較することは日本で初の試みであり、その結果、日本ではLGBTに関する教育が圧倒的に不足していることが明らかとなりました。
本研究の成果は、LGBTに関する医学教育の課題を明らかにし、今後改善を促進する上での基礎資料となるものです。
本研究の成果は、2022年5月19日午前8時00分(日本時間)にBMJ Open誌(オンライン)に掲載されました。