病院事務部門
4つの附属病院で、多角的な医療を実現します
医療事務、及び各附属病院の管理運営に携わっていただきます。
医療事務では患者さんの受診手続きおよび各種案内、診療費の算定および保険請求など、患者サーピスに関わる業務に携わります。
管理運営は、官公庁への各種届出、病院の予算管理、広報、地域医療機関との連携、院内各種委員会の運営、リスクマネジメントヘの対応などが主な業務です。

事務部 業務課
来院される患者さんの案内及び外来受診の手続き、カルテ・IDカード等作成を行う受付業務
院内での患者さんへの案内やサポート等を行うスマイルカウンター(病院総合案内)業務
外来受診後の診療費を計算・精算する会計業務
入院・退院に関する各種手続きや入院費用の請求業務
患者さんからいただく一部負担金以外の医療費に関する保険請求に必要な「診療報酬明細書(レセプト)」の作成等に関わる業務
入院患者さんの病床に関する管理・運営業務
診療録管理、カルテ開示、診療情報統計業務等
病院経営をサポートする企画・立案業務
~業務課での仕事の流れ~
大卒事務総合職では、ほぼ全ての方がそのキャリアを本学経営の要である病院事務部門からスタートします。こちらでは、業務課での主な業務となる診療報酬請求業務、平均的な1日の業務の流れをご紹介します。
業務課「月間」スケジュール
-
第1週診察報酬明細書作成
《診療報酬明細書とは?》
患者さんが窓口で支払う金額以外の医療費を請求するための明細書=金券です。
記載内容は、患者さんの
・氏名
・病名
・実施検査内容
・実施手術内容
・処方薬剤の内容
となり、患者さん1人につき1枚作成します。
更に、記載内容が保険診療規則に沿ったものであるかを確認するために、全件確認を行います。 -
第2週診察報酬明細書提出
診療報酬明細書は、毎月10日が提出日となるため、それまでに全件の確認、集計を終えて、社会保険診療報酬支払基金・国民健康保険団体連合会へ提出します。
慈恵大学では、大学全体の収益の8割を、この診療報酬明細書の提出による医療収入が占めており、業務課による診療報酬明細書の作成の精度が、病院の経営の根幹を左右するといって過言ではありません。 -
第3週診察報酬明細書 返戻・査定確認業務
提出した診療報酬明細書が不備、または診療内容の照会のために差し戻しをされた場合(これを返戻「へんれい」といいます)に、差し戻された診療報酬明細書の内容を確認し、再請求するための処理を行います。前述の通り、病院収入の多くを保険収入が占めており、慎重な収入を確保するために、重要な作業を行います。
-
第4週診察報酬明細書 内容確認
第4週に入った時点で、次月第1週の業務を効率的に運用するために、この時点で判明している患者さんの診療内容から、診療報酬明細書の内容の調査を開始します。職員一人一人の業務の精度が病院の経営、そして患者さんへの確実な請求につながります。
毎日、毎月の業務の積み重ねで、仕事の「精度」を上げていくのです。
業務課 1日のスケジュール(毎月10日まで)
-
9:00~13:00会計窓口業務
各診療科での診察を終えた患者さんの会計処理の受付、診療費の請求を行います。
この他、患者さんの使用する保険証の変更・各種公費の運用など、患者さんと窓口で直接対応した業務を行います。 -
昼休み
-
14:00~17:30診療報酬明細書(レセプト)作成
前月分の診療内容について、病名、投与薬剤、処置について適正に算定されているか、患者さん一人ずつ確認していきます。
診察報酬明細書(レセプト)の作成と社会保険診療報酬支払基金・国民健康保険団体連合会への提出は毎月10日までと決まっているため、毎月月初は診療報酬明細書(レセプト)作成に集中します。附属病院(本院)の平均外来患者数は1日3,000名。1ヶ月は30日。
これが意味することがわかりますか…? -
業務後業務後
診療報酬明細書(レセプト)作成期間には、多少残業が発生することもあります。必要なとき、やるときはやる。メリハリをつけて仕事する事が大事ですね。
業務課 1日のスケジュール(毎月10日以降)
-
9:00~13:00会計窓口業務
各診療科での診察を終えた患者さんの会計処理の受付、診療費の請求を行います。
この他、患者さんの使用する保険証の変更・各種公費の運用など、患者さんと窓口で直接対応した業務を行います。 -
昼休み
-
14:00~17:30各種担当事務処理業務
・労災保険関係事務、自賠責保険関係証明書作成業務、地方自治体との診療に関する契約締結
・他職種とのワーキンググループ、院内各種委員会等の資料作成、会議準備
・診療報酬請求業務に関する調査 等 -
業務後業務後
月に数回、診療報酬改定等に係る課内勉強会や、病院主催の医療安全講習会等開催がある場合は出席しています。


事務部 管理課
病院は様々な法律等の基準をクリアして初めて運営できます。
とりわけ大規模で高度な医療を提供する大学病院は、一般の病院以上に多くの法的規制を受けています。責任を持って患者さんをお迎えするためにも病院の管理・運営に関する事務職の役割は非常に大きなものです。そのための仕事を主に受け持つのが管理課になります。
具体的には、病院の施設許認可、保険診療等の届け出に関する業務、各種調査統計資料の作成・管理業務、医療安全管理に関する業務、院内の感染対策に関する業務などを行っています。