■ 附属病院TOPページ

緩和ケア診療部

診療部長:下山直人

診療スタッフ 診療フロア
診療部長 下山 直人 map
医師数 常勤7名 非常勤5名

診療内容・専門分野

  1. 緩和ケア診療部は、がんの患者さんの以下の諸症状の緩和とそれに関する患者さんとご家族への種々のサポートを行うところです。
    1. 身体的な苦痛症状:痛み、神経障害性痛、化学療法などによる四肢のしびれ、 鎮痛薬の副作用による吐き気、眠気、便秘、呼吸困難、全身倦怠感、等
    2. 精神的な苦痛症状:がん関連bad news後の気持ちの落ち込み、不眠、不安、等
    3. 社会的な苦痛症状:がん関連で起こる患者さん、家族の生活不安、等
    4. スピリチュアルな苦痛:自己調整の障害などによる生きる意味の喪失感
  2. 緩和ケアは、上記の症状の緩和を、がんと診断された時点から、がんの治療の開始とともに並行して、積極的に行うものです。在宅医療、患者さんの居住地の近隣の一般病院、緩和ケア病棟などと連携し、患者さんとご家族が希望する場所で療養できるようサポートしていきます。
  3. 緩和ケアは、緩和ケア病棟のない本院では、一般病棟の入院患者さんに対しては 「緩和ケアチーム」として、外来患者さんに対しては「緩和ケア外来」でのチームとして関わります。
  4. 緩和ケアは、緩和ケア専門医と精神腫瘍専門医などの医師が、可能な限りの科学的根拠を持って、専門看護師と専門薬剤師らとともに責任をもって行う診療業務です。苦痛の改善と生活の質の向上を目的としています。
  5. 緩和ケアは、当院ではWHOがん疼痛治療指針に(1986年発表)に基づき、鎮痛薬、鎮痛補助薬による治療を中心として行われます。非薬物的な苦痛緩和法も重視していますが、神経ブロック療法は原則として行っていません。

特色

  1. 緩和ケアチーム当院では、苦痛の緩和と患者さんの生活の質(QOL)の向上のため、緩和ケアチームと称される多職種の専門家集団による全人的な苦痛緩和が行われています。
    1. コアメンバー
      ・身体症状を担当する専従医師
      ・精神症状を担当する医師
      ・がん看護専門看護師(専従)
      ・認定薬剤師
    2. サポートメンバー
      ・リエゾン専門看護師、乳がん認定看護師、栄養士、ソーシャルワーカー、 鍼灸師(常勤)、等
  2. 療養の場の選択支援と生活に合わせた症状緩和治療の提供を行います 在宅ケアを望む患者さんやご家族の相談に応じるとともに、患者支援・医療連携センター(在宅支援部門・医療福祉相談部門)などと連携して在宅療養への移行がスムーズにできるよう支援しています。
  3. 緩和ケア外来
    退院後の患者さんへの緩和ケアの継続、院外からの難治性苦痛症状に対する緩和法 のアドバイスなどを行います。尚、緩和ケア外来は完全予約制としております。緩和ケア診療を希望される場合は、下記の手続きにて受診願います。
    1. 当院に受診中の患者さん 先ずは主治医に「緩和ケア外来を受診したい」とお伝えください。主治医が必要な手続きを行います。
    2. 他院(紹介元の医療機関)に受診中の患者さん 原則としてFAX予約をご利用ください。FAX予約は、かかりつけ医師にご依頼ください。(患者さん個人からのFAX予約は扱っておりません) また、緩和ケア外来の初診時には紹介状を必ずご持参ください。
    3. i、iiに該当しない場合は、緩和ケア外来にご相談ください。
  4. 当院に受診中ではない患者さんの入院はお受けできません。その場合には、事前に緩和ケア外来にご相談ください。
  5. 当院では、現状での緩和ケア関連の症状緩和法(オピオイド系鎮痛薬、非オピオイド系鎮痛薬)で満足することなく、より質の高い新しいオピオイド系鎮痛薬の開発研究、鎮痛薬、鎮痛補助薬に関する臨床試験を推進し、緩和ケアにおける臨床、研究、教育の向上を目標としております。
  6. 顔の見える医療連携の構築
    当診療部では、当院には備わっていない在宅緩和ケア、ホスピス、緩和ケア病棟の機能を補充する意味でも、患者さんの居住する地域におけるそれらの医療施設との連携を強化しています。緩和ケアチームとソーシャルワーカーとの協力のもとに行っています。特に非常勤診療医長として以下の4人の方が当院所属となっていただいています。
    (1)吉澤明孝先生(要町病院) 在宅医療
    (2)越川貴史先生(越川病院) 緩和ケア病院
    (3)渡邊淳子先生(わたクリニック) 在宅医療
    (4)波多野良二先生(さくら病院) 緩和ケア病棟
    その他に関東地区に約30病院がHub病院として連携していただいています。

診察情報

腫瘍センターホームページ

東京慈恵会医科大学大学院医学研究科緩和医療学