診療科・部門

小児外科:特色と基本方針

小児外科では、脳神経外科や心臓血管外科を除いた小児の外科的な疾患を広く扱っています。15歳以下のお子様以外でも成人になられてから診断された小児外科が取り扱っている疾患の患者さんや心身障害児(者)の胃食道逆流症に対する逆流防止手術や胃瘻の造設も行っています。16歳以上でも成人を含む漏斗胸や小児外科疾患で成人期まで経過観察が必要な疾患に関しても診療や手術を行っています。また、小児がんに関して「東京都小児がん診療病院」認定されており、小児外科では主に小児の固形腫瘍(神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫、横紋筋肉腫、など)の治療に携わっています。更に、鏡視下手術(胸腔鏡および腹腔鏡)を早くから取り入れており、高い技術を持つ2名の内視鏡外科技術認定医の指導の下に手術を行っています。また、肝胆膵外科や呼吸器外科領域など成人で経験することも多い一部の特殊疾患は成人の経験豊かなスタッフとともに治療を行っています。

主な診療内容

慈恵医大の小児外科の特徴として

  • 1.腹腔鏡および胸腔鏡手術(鏡視下手術)
  • 2.胎児診断も含めた周産期および新生児治療(新生児科や産婦人科との協力体制)
  • 3.成人の外科グループとの合同による治療

以上が挙げられます。