慈恵大学を志望する皆様へ


事務局長 加藤 一人

学校法人慈恵大学は明治時代からの伝統をもつ、わが国初の私立医科単科大学です。

学祖・高木兼寛は英国セント・トーマス病院医学校に留学した際に、人道主義に基づく英国医学に非常に深い感銘を受け、帰国後、病に悩む人を中心に考える学風の医学校、病院、看護学校を次々に創設しました。以来、患者さんを中心に考える医療を実践・提供する場として130年を超える歴史を歩んでいます。建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」には「患者さんの病気の治療のみではなく、不安や悩みを取り除き、つねに患者さんのための真の医療を提供する」という創設以来の私たちの変わらぬ思いが込められています。

現在の日本は少子高齢化をはじめ経済、政治、AI技術の発展等、社会のあらゆる場面で加速度的な変化を迎えていることは皆さんもご存知だと思います。そのような変化の中、私たちが展開している医療・教育の分野においても、これまでどおりの事業運営を踏襲しているだけでは安定した経営は決して成り立たなくなることは自明です。慈恵大学が今後も常に多くの患者さんや、将来医師・看護師を目指す学生、研究者から選ばれる病院・大学であり続けるためには、これまで培ってきた良き伝統を土台とし、その上であらゆる角度から迅速かつ的確に、ハード・ソフトの両面で社会のニーズに応える体制づくりが必要です。

このように変化に対応しつつ法人全体の健全な運営を進めていく上で、事務職は大変重要な役割を担っています。慈恵大学は、事務職の他は医師・看護師を始めとするライセンスを持った専門職の集まりです。教職員数は6,000人を超え、職種は30余にものぼります。この大勢の人々のスキルをいかにうまく融合させ、満足いただけるサービスにつなげ、社会に貢献する医療・教育の場として発展させていくことができるか、そこに事務職の腕の見せ所があります。

そしてこのような仕事を円滑に遂行していくには特定の専門知識だけではなく、常に自己成長をしたいという向上心、セクションや職種を超えて問題解決を図ることのできるコミュニケーション能力や協調性、困難な状況にあっても改革を実現させる実行力や粘り強さ、物事を多面的・論理的に捉える思考スタイルや柔軟性、付加価値を創造する力、そして業務で関わる患者さんを始めとする全ての人に対する思いやりの心が求められています。 大学や病院の事務職員というと地味なイメージがあるかもしれませんが、例え小さな仕事でも着実に実績を積み重ね、周りの信頼を得られれば、やがて組織を動かす様な大きな仕事につながります。事務職員には非常に幅広い仕事内容が存在し、社会への貢献と共に自己成長を実感できることでしょう。

「教育・研究・診療」という3つの事業を通して社会貢献を目指す私たちと共に、自らを高め、慈恵大学を今以上に発展させる原動力となるよう歩んでいきませんか。

自分らしさを活かしながら活躍できる多くの人財をお迎えできることを期待しています。

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