キャリアアップについて(キャリアアップ〜人事異動について〜)

 事務総合職では、病院・大学・法人、それぞれの部門を超えたジョブローテーションを経て、将来の慈恵大学の経営を担う人材の育成を行っています。
 こちらでは、入職から複数の部署・機関でキャリアを積み、慈恵大学の事務部署の中心として活躍されている先輩を紹介いたします。

「機関・部門を越えた、事務総合職のやりがい」

 平成14年度入職のOさんは、附属柏病院業務課で慈恵大学でのキャリアをスタートし、附属病院(本院)業務課での勤務を経て現在は大学事務部学事課で活躍されています。

出身学部:経済学部
入職年度:平成14年度
所属部署:大学事務部 学事課

【異動歴】

人のため、社会のためになる仕事で社会奉仕をしたいという思いで臨んだ就職活動。そこで出会ったのが「病気を診ずして病人を診よ」でした。
 医療福祉系の仕事を中心に就職活動をしていた時、慈恵大学を知りました。医療に携わるということと医師・看護師の養成という2面をもつこと、「病気を診ずして、病人を診よ」という建学の精神に惹かれたことが志望のきっかけです。

職種を超えた仕事の達成感
 最初に配属となった柏病院では、大きな仕事として診療報酬改定作業や注射オーダリングシステム・PACSシステムの導入を担当しました。これには事務職だけではなく、他部署や他職種との連携を図り、限られた期間内で新システムの導入を達成することが求められました。
 他職種との連携を強めるため、まずは職種間での垣根を作らないことや、相手のことを配慮しながら耳を傾けることを意識しましたが、主張するところは主張する等、バランスをとりながら、双方の意思疎通が十分にとれる様意識していました。
 仕事は、「人」と「人」とが協力して成り立つものですから、普段からのコミュニケーションを重視しています。業務内だけでなく、業務外のレクリエーション活動(納涼大会等)でコミュニケーションを密にとることで信頼関係を醸成することも、仕事をより円滑に進めるための人脈作りにつながりました。
 自分だけ、事務職だけ、ではなく、異なる職種のスタッフとの連携で目的を果たす達成感。これは良い思い出です。

勤務病院が変わるということ
 平成23年4月に、柏病院から附属病院(本院)へと異動となりました。医事業務自体は柏病院の業務課で身につけていたため、異動後も抵抗なく業務に取り組めたものの、柏病院と本院では病院自体の規模や患者数の違いや、治療の内容も異なることから、求められる業務スキルも異なります。常に向上心や興味を持って勉強をしていくことが重要です。

病院事務から大学事務部への異動で見えたもの
 10年に亘り従事した病院事務業務から、学事課へ異動した当初は、まさにゼロからのスタートでした。業務の対象が「患者」から「学生」「教員」に変化したこともあり、医事業務の考えだけでは通用しない部分が多くありました。
 やはり、最初は新しい業務への葛藤もありましたが、未来の医師を育てる場で、「カリキュラムを作成や医学生の授業のサポートをする」ということも、医療者の育成だけにとどまらず、慈恵大学全体が目指す患者さんや日本の医療への貢献につながっているということには変わりがないと考えました。結局は目の前の仕事の対象が変わっただけで、患者さん、社会のために貢献する、という最終的な目的は全く同じものだと思います。

他大学との交流・勉強会、大学事務部内での勉強会・スキルアップ
 学生にとって魅了的なカリキュラムを作ることが、良質な医師の輩出につながることはいうまでもありません。
 現在は、よりよいカリキュラム作りのため、他の医科大学の学事課と定期的に研修会が開催され、情報収集を強化しています。また、部署内での自己啓発と多角的なスキルアップを図るべく、部署内での勉強会も立ち上げました。
 このような取り組みを通じて、良質な医師を輩出することが楽しみであり、将来、学生がどんな医師になるのかを見ることも楽しみですね。

慈恵医大ここがポイント!
 建学の精神のもと、患者さんにとって欠かせない存在として良質な医療を提供し、選ばれる病院にしていくことで社会貢献をしていることがやりがいです。医事業務・学事業務どの様な部署においても、その根底に流れる考えが変わらないことが、本学の一番の魅力ではないでしょうか。


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