担当する仕事内容を教えてください
研究推進課では主に、科学研究費助成事業における研究費の応募や獲得した研究費の管理、それに伴う諸手続きを行っています。その他に、総合医科学研究センターや先端医学推進拠点群の運営や経費の管理、私立学校に配分される補助金の申請業務、学内研究費の運営や管理、研究に関わる各種委員会の運営など、幅広く業務に携わっています。
担当する仕事(業務)のやりがいを教えてください
病院部門のレセプト業務とは異なり、基本的には研究者のサポートが中心の仕事です。国の研究費使用ルールは複雑で細かいため、研究者への周知や知識の浸透には苦労する面も多いのですが、分かりやすいガイドを作成し、問合せや不足書類が減ってきたのを実感した時や、応募に係る手続きを一緒に取り組んだ研究者が採択された時などに、やりがいを感じます。
また、2021年度に1年間、文部科学省の外郭団体である日本私立学校振興・共済事業団に出向しました。出向先で培った補助金に関する知識や請求業務を、大学に戻ってから大いに活かすことが出来ており、補助金の交付金額を増額できた時など、大学へ貢献できた事に喜びを感じています。
職場の雰囲気を教えてください
病院部門はチーム単位での業務が基本だったのですが、大学部門は個人に仕事を振り分けて各々が担当するというスタイルが基本です。年間を通しての業務が多いため、1年の間でこの時期しか経験できないという業務もたくさんありますが、担当変更に伴う引継ぎを見越して、研究費の応募に係る作業を複数人で担当するなど工夫を行っています。そのため、担当ごとに仕事が分かれているとはいえ、相談や共有を行いながら進めているので、日々のコミュニケーションの機会が多く、和気あいあいと仕事をしております。病院部門に比べると男性の比率も多いのですが、固い雰囲気になる事もなく、皆で仲良く協力しながら取り組んでおります。
慈恵で働くことを決めた理由
就職活動における私の軸は、“人と人を繋ぐ潤滑油のような役割を担いたい”という内容で、商社・金融を中心に様々な業界・企業の選考を受けていました。商社や金融など内定を複数頂く事ができたのですが、社風や仕事内容など、自分に合うところをじっくり考えてから決めようと思い、患者さんと医療従事者、大学を繋ぐ医科大学の大学職員も視野にいれて選考を受けました。
決め手となったのは、やはり“人の良さ”です。内定者研修が行われた日に、研修後に愛宕神社で行われる院内の納涼会に参加したのですが、職員同士の仲や雰囲気も良く、どこかほっとするような居心地の良い温かい雰囲気で、ここに決めようと思ったのを今でも覚えています。
勤務機関・病院の良いところを教えてください
慈恵大学は、診療・教育・研究を三本の柱としています。特定機能病院である新橋の本院を中心とした、附属病院のイメージが強いですが、研究にも力をいれて取り組んでいます。ここ数年で研究費の獲得件数や獲得金額も倍増、若手研究者に産学連携講座の開設を認めたり、大学発ベンチャーが生まれたりと、数々の目覚ましい成果を上げています。
このように、医療については病院部門、教育・研究については大学事務部門と、事務職員として様々な運営に包括的に携われる点は、慈恵大学の魅力の一つであると思います。
皆様へのメッセージ
就職活動の段階で、10年後の自分を想像して就職先を決めるというのはなかなか難しい事だと思います。最近は転職のハードルも下がっており、一つの組織にずっと居続けることなく職場を変えるという選択肢もあると思います。しかし、社会人としての働き始めは、どんな人にとっても非常に重要です。そのために見極めるべきは、やはり一緒に働く人の雰囲気や自分が働いた場合のイメージだと私は思います。朝は何時に出勤して、どのような人と関わりながら、どんな内容の仕事を進めるのかなど、とにかく具体的な質問をたくさん投げかけてみてください。
また、最後は自分の直感を大事にしてください。皆様の新たな門出が素晴らしいものになりますようお祈りしつつ、一緒に働ける日を楽しみにしております。
ある1日のスケジュール
9:00 出勤、メールチェック
10:00 研究費に係る問合せ対応、申請手続き業務
12:00 昼休憩
14:00 総合医科学研究センター運営委員会
17:30 業務終了
業務終了後 友人との食事 等
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