管理課は、安全・安心な医療を提供し、病院の円滑な運営を支えるための業務を多岐にわたって行っています。具体的には施設許認可や保険診療等の届け出に関する業務、各種調査統計資料の作成・管理業務、行政機関などの立入検査対応など、病院の運営に不可欠な業務が多くあります。加えて、院内で行われるさまざまな委員会やセミナーの事務局の運営、院内で発生する諸問題への対応を必要に応じて関係部署と調整を図りながら行っています。

現場からの要望で早急に対応しなければならない問題や、病院の管理者として慎重に各署と調整のうえ決定をしていかなければならない対応、定期的に確実に行わなければならない細かい業務など、特色豊かであり、臨機応変な対応を求められます。1日のスケジュールのなかで業務の優先順位を整理しながら処理をしていく大変さはありますが、こういった業務プロセスの中で他部署の方たちとの関係性が構築され、協力し合うことで業務がスムーズに進む楽しさがあります。日頃から内部に限らず外部も含め様々な職種・部署間の橋渡しとなって調整を行うことも多く、チームの一員として組織全体の円滑な運営に貢献できることに、大きなやりがいを感じます。

幅広い業務を担当分けしつつも、協力とチームワークが根付いた雰囲気が特徴です。先輩や上司方のサポートのもと、私も1年目から主担当として責任ある立場での業務に挑戦できています。分からないことや困ったことがあれば、気軽に相談でき、経験豊富なメンバーが惜しみなくアドバイスを提供してくれます。些細な提案や疑問にも丁寧に回答をしてくれる上司や、経験値に関わらず挑戦をサポートしてくれるメンバーに囲まれ、多くの活動に関わることができています。

家族に医療従事者がいたり、学生時代に夜間救急の事務のアルバイト経験があったりしたことから、医療業界に興味があり、自身の第二のキャリアとして選択しました。慈恵大学は"病気を診ずして病人を診よ"の建学の精神がどの職種にも行き届いていること、地域に根差した長い歴史があることにも惹かれました。また、「教育・研究・診療」の3つの事業に携わる機会があることから、これまでの自身の経験を活かしながら新たな挑戦が出来る環境ではないかと考え、就職することを決めました。

本院は附属病院の中で最も規模が大きく勤務者も多くいますが、そのような環境の中でも先輩社員や上司のサポート体制がきちんと構築されています。また、法人部門や大学部門も同じ敷地内にあり、所属の垣根を越えて多職種と関わりながら業務を行うことができます。
都内の中心地に位置し、交通の便が良いので業務後に気軽にご飯や商業施設に出かけられるのも魅力です。

就職活動を進めていく中で、自分自身がどのような人間なのか、何を追求したいのか、迷うことが多々あると思います。他の就活生が自信を持って自分のビジョンを語る姿を見て、焦りや不安を感じることもあるでしょう。自分の言葉で自分の考えを表現するのは難しいことかもしれませんが、その過程を恐れずに向き合ってください。どの職種や環境を選んでも、楽しいことばかりではなく、時には辛いことや苦難は必ず訪れます。今後選択を迫られて迷ったときに、たとえ困難な状況になったとしてもより自分らしくあり続けられる選択を積み重ねっていって、挑戦し続けてほしいと思います。
就職活動を通じて様々な人と触れ合って意見を交わし、たくさんの刺激を受けることで、自分の視野が広がり、新たな発見があるかもしれません。その経験や培った想像力を大切にしてください。有意義な就職活動を過ごせるよう、応援しています。