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森田療法について

森田療法とは?
 森田療法は、慈恵医大精神神経科初代教授の森田正馬(もりたまさたけ)博士が創始した、神経症の精神療法です。神経症の根本にある不安や恐怖は、生きようとする欲望と表裏のものであり、人間にとって自然な感情です。しかし神経症の患者さまは不安や恐怖を「あってはならないもの」として排除しようとするあまり、かえってそれにとらわれて症状が発展するのです。したがって森田療法では、不安をあるがままに受け入れながら、よりよく生きようとする欲望を建設的な行動に発揮することを目指します。そうすることによって症状への「とらわれ」から離れて、自分がもっと生かされてくるのです。
森田正馬博士
森田正馬博士

どんな人が森田療法に合うのか?
森田療法は、パニック障害、強迫性障害、心気症、対人恐怖や広場恐怖などの神経症に効果的です。
 また軽症だが治りにくいうつ病に対しても、しばしば効果を発揮します。特に神経質性格(内向的、小心、ものごとを気にしやすい、完全主義、負けず嫌いなどが特徴)の人で、自分の生活を立て直そうとする意欲を持った方に適する治療です。原則として総合失調症や躁病には適用されません。

森田療法の実際
 森田療法の基本形は入院治療です。当院には20床の専門病棟があります。入院は4期(臥褥期、軽作業期、作業期、社会生活の準備期)からなり、通常3か月前後の期間を要しますが、患者さまのご事情により、短期間の治療もを考慮しますのでご相談ください。
 7名の常勤医師および森田療法を専門とする1名の臨床心理士が各患者さまを担当し、面接や日記指導を行います。また病棟の看護師は、患者さまの健康面を見守りながら、生活指導を担当いたします。なお入院治療の他、外来でも森田療法的な指導を行っています。

どうしたら森田療法を受けられるか?
1. 外来で森田療法に合うかどうかを医師が判断します。
患者さまの状態に応じて、入院か外来治療かをご相談します。
2. 外来治療の場合、日記の記載などを医師が指示します。
3. 入院希望の方には病棟を見学していただきます。
入院の意志が固まれば、入院予約簿に登録します。
4. 入院の順番が来るまで、通常1か月前後かかります。
5. かかりつけの医療機関がある場合は、なるべく紹介状をお持ちください。
森田療法棟
森田療法棟

保険の適用
健康保険が適用されますが、室料差額をお願いしております。


「森田の庭」の花
 
森田療法センター

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