検索
ご挨拶
拠点群長
岡野 ジェイムス洋尚
先端医学推進拠点群は、外部研究資金を得て学内横断的に遂行される先端医学研究を効率的に推進し、基礎医学から臨床医学への橋渡しを支援することによって臨床への研究成果還元を促進することを目的に設置されました。
本学における研究の継続的発展の基盤形成および持続的な共同研究体制の確立を目指して6つの拠点センターが組織され、各センターでは医学・医療における重要な課題を解決するための先端的研究を行うとともに、次世代の研究者を育成する中核的な研究拠点となっています。
痛み脳科学センター
教授
上園 保仁
センター概要
痛み脳科学センターは、文部科学省「痛みの苦痛緩和を目指した集学的脳医科学研究拠点の形成」事業支援（平成25-29年度）による研究推進のための拠点として設立されました。同事業終了後も、加藤総夫教授（現 東京慈恵会医科大学名誉教授）のもと、基礎臨床融合型の痛み研究を推進してまいりました。今や本邦における「痛み研究のメッカ」として位置づけられている当センターでの痛み研究を鋭意進めてまいります。
yuezono@jikei.ac.jp
痛み脳科学センター 支持療法疼痛制御研究室
研究室概要
痛み脳科学センター支持療法疼痛制御研究室は、痛みに苦しんでいる患者さんへ届ける新規鎮痛薬の開発を主眼として2020年4月に設置されました。さまざまな要因で起こる疼痛の分子メカニズムを特に中枢神経レベルで明らかにし、メカニズムに基づく新規鎮痛薬を、痛み脳科学センターの技術と知識を集積させ開発を進めていきます。
衛生動物学研究センター
教授
嘉糠 洋陸
センター概要
マラリア、デング熱、フィラリア症等の疾患は、蚊やマダニ、ハエなどの媒介節足動物によって伝播される病原体由来の感染症です。当センターは、医科学分野における節足動物を研究する、日本の大学における唯一の専門研究組織です。医学分野における節足動物の生物学的理解からその病原体媒介制御まで一貫して取り扱う、本邦で唯一のプラットフォームを形成するとともに、時代が要するベクターの高度専門家の育成を目指しています。
kanuka@jikei.ac.jp
疲労医科学研究センター
教授
近藤 一博
センター概要
現代社会では「疲労」が、うつ病や自殺、心臓・脳血管障害、生活習慣病などの健康障害をもたらすことが大きな問題となっています。しかし、疲労の機序や疾患との関係など、疲労のメカニズムは不明な点が多く、有効な検査法や確実な予防法もありません。本研究センターでは、疲労の分子機構を解明し、疲労の有効な検査法や疲労を予防する方法を開発することで、国民の健康や活力の増進に寄与することを目的としています。
講座webサイト
https://jikeivirus.jp/kkondo@jikei.ac.jp
安定同位体医学応用研究センター
教授
永森 收志
センター概要
安定同位体医学応用研究センター（SI医学応用研究センター）は、安定同位体Stable Isotopeを用いた解析技術を医学研究に応用する目的で設立されました。現在は、マルチオミクス、生体分子の構造・機能解析、イメージング、ケミカルバイオロジー、データサイエンスなどにおける様々な技術を積極的に取り入れ、多階層的に生命現象を解析し、先端的な医学研究に貢献することを目指しています。
バイオフイルム研究センター
教授
金城 雄樹
センター概要
バイオフィルムとは、細菌が多糖体やタンパク質、核酸などによって構成される菌体外マトリクスに覆われながら作られる集塊です。バイオフィルムの内部の菌は薬剤に抵抗性を示し、生体の防御機構からも逃れやすくなるため、バイオフィルムが関連する感染症は治療が困難になります。本センターでは、基礎と臨床が連携し、バイオフィルムの形成メカニズムの解明とバイオフィルム感染症治療薬の開発を目指した研究を推進しています。
エクソソーム医学研究センター
准教授
藤田 雄
センター概要
エクソソームを介した細胞間コミュニケーションの理解は、疾患の病態機序、バイオマーカー開発、そしてここ数年で治療薬応用へとシームレスな研究が展開されている。これまでの知見は、呼吸器疾患を中心とした研究が主であったが、このモダリティは全身の様々な疾患への応用展開が期待される。各臨床講座における新たな社会実装研究や、エクソソームのさらなる基礎研究の推進を可能とし、学内の包括的なエクソソーム研究の発展を図るため、2023年7月にエクソソーム創薬研究センターが設立された。
webサイト
https://jikei-exosome.com/yuugot@jikei.ac.jp
