教員紹介
教授 北 素子
准教授 岩田 尚子
講師 志村 友理
助教 富岡 寿英
教育活動
在宅看護学では、健康上の問題を持つ人が自宅やそれに準じた環境でよりよい生活を継続できるように支援するための知識と方法を学びます。2年後期の在宅看護学概論では、在宅看護に関する基礎知識を講義・演習で学びます。3年前期の在宅看護方法論では、在宅看護学概論で学んだ知識を基に、療養者本人・家族・環境の視点から在宅療養や在宅療養への移行を支援する方法を演習形式で学び、在宅看護方法論と並行して看護過程Ⅲでは在宅看護学における看護過程の展開を学びます。3年後期は病院の在宅療養支援(入退院支援)部門、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション等で在宅看護学実習を行います。4年生の総合実習の入退院支援コースでは受け持ち患者様の入退院支援計画を立案しPFM(Patient Flow Management)カンファレンスで提案をします。訪問看護コースでは終末期または医療依存度の高い在宅療養者様とそのご家族を複数受け持ち、看護展開を学びます。在宅看護学ではVR(バーチャルリアリティー)やe-learningといったICTを活用して学習を進めています。
4年間の流れ
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2年次
在宅看護学概論
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3年次
在宅看護方法論
看護過程Ⅲ(在宅看護学)
在宅看護学実習
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4年次
総合実習(入退院支援コース・訪問看護コース)
看護研究(卒業研究)在宅家族看護論(選択)
過去の卒業研究のテーマ
- 在宅療養者が訪問看護師からみた望ましい健康管理行動がとれない際の訪問看護師の認識と対処 ー訪問看護師へのインタビュー調査からー
- 就労を希望する医療的ケア児の母親に対する訪問看護師の就労支援のプロセス ー訪問看護師へのインタビュー調査からー
- 病棟看護からセカンドキャリアとして訪問看護を選択した新人訪問看護師の強みと困難に着目した訪問看護ステーションの支援の実際
- 在宅で生活する終末期の小児がん患児のきょうだいに対する訪問看護師のかかわり
訪問看護師による在宅で生活する重症心身障害児の思いの汲み取り - 家族が専門職であるケースへの訪問看護師の遠慮 -家族の思いを汲み取るための看護-
- 訪問看護師を対象とした過度な「巻き込まれ」体験と その後の看護実践への影響に関するインタビュー調査
- 訪問看護師による医療的ケア児(者)の家族の強みを引き出す支援
- 在宅療養移行期の患者・家族の体験談についての文献レビュー
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下における訪問看護師のマスク着用による療養者への影響とコミュニケーションの工夫に関する研究
- 訪問看護師が捉える神経難病療養者の生活障害による苦痛