研究倫理センター

近年、研究活動の国際化やオープンサイエンスの進展により、研究の透明性や公正性に対する社会からの要請は一層高まっています。研究者が意図せず責務相反や利益相反の状況に置かれるリスクも指摘されており、大学には信頼性の高い研究環境を構築・維持する責務があります。その中でも、研究活動における透明性と公正性、すなわち「研究インテグリティ」の確保は、重要な課題の一つとして位置づけられています。

本学では、研究インテグリティを基盤に、すべての構成員が高い倫理観と責任感を持ち、健全かつ誠実に研究に取り組めるよう、全学的な推進体制を構築しています。研究不正の未然防止にとどまらず、利益相反の適切な管理、安全保障貿易管理(輸出管理)への対応、法令やガイドラインに基づく研究費の適正使用など、現代の研究活動において求められる多様な課題に対し、組織的かつ実効的に対応しています。

研究倫理センターは、これらの活動を支える中核的な組織として、研究インテグリティの実現を目的に、研究倫理教育の企画・実施、不正防止体制の整備、制度遵守の支援など、幅広い取り組みを行っています。

今後も研究倫理センターは、研究インテグリティの確保を中心に据え、誠実で透明性の高い研究環境の維持と発展に努めてまいります。社会から信頼される研究機関としての責務を果たすべく、皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

センター長
岡部 正隆

研究費に関する運営・管理体制

研究費に関する運営・管理体制 構成図

公正な研究への取り組み

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