研究推進センター

東京慈恵会医科大学研究推進センターは、当大学で行われるすべての研究を対象に、研究のスタートから成果の実現、さらには出口戦略までを一貫して支援するために、研究推進課URA部門と臨床研究支援センターを統合し、令和7年1月に新たに設立されました。
本センターには、研究IR(Institutional Research)・戦略企画部門、研究開始支援部門、産学官連携・知的財産部門、臨床研究部門の4つの部門が置かれ、各部門の専門家が緊密に連携しながら、研究者の皆様をシームレスに研究者をサポートいたします。これにより基礎研究から臨床研究に至るまで、研究・開発のフェーズに応じた支援が可能となります。
具体的には、研究費獲得から契約締結、研究企画・立案、研究実施支援、特許出願、技術導出や社会実装まで、円滑にサポートを行います。
東京慈恵会医科大学の学祖、高木兼寛は1884年に脚気の原因解明に向けた重要な研究(遠洋航海実験)を行い、日本の疫学研究の先駆けとなりました。この研究は、多人数を対象とした介入研究であり、今日でいうエビデンスを創出したものでした。
このような歴史的な背景を持つ東京慈恵会医科大学から、優れた医学研究が生まれるよう、私たちは全力で研究者をサポートしていきます。

センター長
志賀 剛

研究IR(Institutional Research)・戦略企画部門

学内外の研究活動に関する情報収集や調査分析を行うことによって、本学の特長や課題に応じた研究戦略企画の提案、異分野連携を含めた研究者間のマッチング、個々の研究者の支援を効率的・効果的に行なうための情報提供を行っています。また、患者さんの思いに応える研究を推進するため、社会実装戦略相談や広報戦略企画も行っています。

研究開始支援部門

本学の教員が、研究を開始するにあたり、漠然とした疑問を整理するのに必要な情報の収集、収集した情報を用いて問題の本質を明らかにするため考え方、問題を解決するための課題設定および具体的な取組み手順、必要資金の調達方法の調査、学内外の競争的研究費の申請書の効果的な記載、研究結果の解釈に関する補佐を行っています。

産学官連携・知的財産部門

本学研究者の産学官連携活動を推進するため、学外機関との研究枠組み相談や各種契約締結支援を行っています。また、研究成果に基づく知的財産について、発明相談、知財戦略アドバイス、特許出願の手続き支援、権利の維持管理、出願技術の企業導出支援を行っています。学内発ベンチャーの設立に際しては、事業構想・計画のアドバイス、設立に向けた各種手続きの支援を行っています。

臨床研究部門

本学における臨床研究の適切な実施と振興を図るため、臨床研究を立案・実施する研究者に対して、研究計画書等作成支援、統計解析、データマネジメント業務、モニタリング業務、CRC業務、教育、その他臨床研究の実施に係わる全般的な相談受付などの支援を行っています。

ページ上部へ戻る