外来化学療法室の紹介
東京慈恵会医科大学附属柏病院では、地域がん診療連携拠点病院として、専門的な医療の提供と地域のがん診療の発展に貢献しています。
外来化学療法室は、がん薬物療法である抗がん薬治療を外来で行うところです。当院の外来化学療法室では、最適で安全な治療を受けて頂けるように、専門的な知識・技術を有する医師・薬剤師・看護師が治療を担当しています。 私たちは医療チームとして、患者さんと一緒に”がんと共に生きる”ことをサポートしています。
平成27年1月には15床から24床に増床となり、リニューアルオープンしました。現在は、抗がん薬治療だけでなく、生物学的製剤を用いた治療を潰瘍性大腸炎やクローン病、関節リウマチなどの患者さんに行っています。
より多くの患者さんが、快適に治療が受けられるよう、各ベッドやリクライニングチェアにはテレビ完備、DVDプレイヤーの貸し出しも行っています。
スタッフ
室長 |
西脇 嘉一 |
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実績
外来化学療法実施件数
がんは手術による治療にとどまらず、放射線療法や抗がん薬治療などの治療が行われています。最近では、分子標的治療薬や支持療法等の薬物の開発が進んでいます。そのため、多くの患者さんが入院せずに抗がん薬治療ができ、仕事や趣味など、普段の生活を大きく変えることなく治療と共存することが出来るようになりました。
当院での外来化学療法の治療実績は、図1に示す通りです。2022年には約7,400件の外来化学療法が行われており、多くの患者さんが外来通院で、治療を受けています。

化学療法を受けられる患者さんへ

抗がん剤による治療は年々進歩を遂げ、がんの中には化学療法だけでもかなりの治療効果が得られるようになっています。抗がん剤は、体内で増殖しているがん細胞を効率よく死滅させることが利点ですが、同時に一部の正常な細胞も壊してしまい、これが「副作用」として現れることもあります。これから受けられる治療を正しく理解し安心 して継続していけるよう、医療スタッフ一同でサポートしていきます。何か不安な点があれば、いつでも遠慮なくご相談ください。
治療の流れ
各科受付
診察を受けている診療科で受付をいたします。
化学療法を行うことが決定しましたら、外来化学療法室へお越しいただきます。

外来化学療法室
順番にベッドまたはリクライニングチェアにご案内いたします。

ベッド案内
治療薬が届くのに1時間前後かかります。
治療薬が届いてから点滴が開始となります。

血管確保・点滴開始
血管確保を行い、点滴治療を開始します。
(血管確保とは、点滴用のチューブを挿入することです)

治療開始
身体変化を感じた場合はすぐ看護師にお知らせください。
治療中の食事やトイレは可能です。移動に不安な方は、遠慮なく看護師に声をお掛け下さい。

治療終了
血圧、脈拍、体温などを測定し、身体の状態を確認後、点滴のチューブを抜きます。止血を確認しましたら、会計後帰宅となります。なお、治療後診察のある方は各科外来へお戻りいただきます。
外来会計
よくある質問
抗がん剤を点滴してすぐに気持ち悪くなりますか?
使用する薬剤の種類や量により異なったりと、個人差もあります。近年、吐き気止めなどの薬剤の開発により、多くの方が、症状の軽減が図れるようになってきました。不快に感じる症状が続く場合は医療スタッフにご相談ください。
抗がん剤治療を受けて自宅に帰ってから、副作用が出たらどうしたらいいですか?
そのような場合には、当院代表04-7164-1111にご連絡の上、平日8時~17時は各科外来 夜間(17時~8時)・休日は救命救急センターへお問い合わせください。また、外来化学療法室看護師よりご自宅にお電話して、体調の確認や対処法をアドバイスさせていただくこともございます。