ご挨拶
東京慈恵会医科大学心臓外科学教室は、1973年に初代教授・新井達太先生によって設立され、長年にわたり我が国の心臓外科医療を牽引してきた歴史ある医局です。その理念と伝統は、現在に至るまで脈々と受け継がれています。
柏病院は、1988年に慈恵医大の名を冠した最初の成人心疾患を担う分院として開設されました。中野雅道先生〜堀越茂樹先生のもとで礎が築かれて以来、地域医療と高度専門医療の双方を担う施設として発展を続け、私は2024年より、第7代診療部長としてその責務を引き継がせていただいております。
私自身も柏病院での研修を原点とし、全国の関連施設において研鑽を積んだ後、2011年より当院に勤務してまいりました。この15年間、患者さん一人ひとり、そしてそのご家族の思いに真摯に耳を傾けることを何より大切にし、常に最善の治療を追求してきたつもりです。
心臓外科医療は、高度な技術とともに、信頼と誠実さが強く求められる分野です。
これまで培われてきた当教室の歴史と精神を尊重しつつ、今後も安全で質の高い医療を次世代へと確実につないでいくことが、我々に課せられた使命であると考えております。
診療部長 川田 典靖
診療内容・専門分野
成人心臓、大血管手術(冠動脈疾患とそれに伴う合併症に対する疾患、弁膜症疾患、大動脈疾患、心臓腫瘍、不整脈疾患その他)、ペースメーカー手術
月曜 川田
水曜 中村 賢(ペースメーカー外来)
木曜 村松
金曜 川田
※腹部大動脈瘤ならびに末梢血管疾患は平成23年度より当院外科(血管外科)で主に扱っております。
特色
心臓外科は慈恵医大附属病院(新橋)に1973年に創設された診療科で1988年11月に慈恵医大柏病院にて開設されました。現在は成人の心臓、大血管手術の定期手術と緊急手術を主に行っており、循環器内科、救命救急センター及び近隣の病院との連携を密にして随時対応しています。同じ疾患だから同じ手術を行うのではなく患者背景等もよく考慮し個々に適した手術、治療を心がけています。
診療スタッフ
| 診療部長 | 川田 典靖 |
|---|---|
| 診療副部長 | 配島 功成 |
| 診療医長 | 桐谷 ゆり子 |
| 診療医員 | 星野 理 |
実績
冠動脈疾患は高齢者ならびに透析患者さんの手術が増加傾向にあり、心臓カテーテル手術の発達に伴いハイリスク症例が増加しています。状況により心拍動下ならびに人工心肺下を選択しており、心筋梗塞に伴う合併症(心室中隔穿孔、左室瘤、虚血性心筋症、左室破裂等)に対しても積極的に取り組んでおります。弁膜症疾患は僧帽弁閉鎖不全症においては術後の内服薬の負担を少なくするよう、僧帽弁形成術を第一選択としており、人工弁置換を行う際には患者さん、御家族とよく話し合い最適な人工弁を選択しています。また不整脈に対してもメイズ手術を積極的に行い、安定した成績を維持しています。大動脈疾患においては急性大動脈解離、大動脈瘤破裂に対し速やかに緊急手術を行っています。さらに重複するような大動脈瘤がある場合、当院血管外科チームと連携してステントグラフト内挿術と組み合わせたいわゆるハイブリッド手術も手掛けています。以上の疾患群に対して患者さんのQOL向上に貢献し好成績を上げております。

主な疾患群における症例数

関連リンク
更新日:2026年4月1日現在
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 【手術日】 |
中村 賢 |
【手術日】 |
川田 典靖 |