当院では、院内や地域の緩和ケアを必要とする患者さんとご家族のために、平成19年6月より緩和ケアチームが稼働しています(地域がん診療連携拠点病院の役割の一つです)
「緩和ケアチーム」とは
「緩和ケアチーム」は、上記のようなさまざまな「つらさ」をサポートするための専門のチームです。問題を多面的に検討し、その方にあった方法を見出すために、多職種のメンバーで構成されていることが特徴です。「緩和ケアチーム」は、治療の初期から、患者さんやご家族、主治医や担当看護師の求めに応じて協力し、さまざまな「つらさ」を和らげるための専門的な知識や技術を提供することにより、患者さんやご家族のQOL(生活の質)の維持向上を目指します。また、入院中だけでなく外来通院中や自宅でも緩和ケアが受けられるよう、緩和ケア外来や当院の相談部門、地域の医療機関と連携し、切れ目のないケアの提供を行います。

メンバーと役割

身体症状を担当する医師
主に痛みや息苦しさ、吐き気などのつらい症状を和らげる支援をします。
精神症状を担当する医師、臨床心理士
主に不安や気分の落ち込み、不眠やイライラなどの症状を和らげる支援をします。
看護師(専門資格を持った看護師が担当しています)
療養生活のすべての問題に関わり、必要な緩和ケアが行われるように調整を行います。
日々の生活が豊かになるような工夫を一緒に考えます。
薬剤師
患者さん・ご家族に対して、鎮痛薬やその他の薬の情報提供や薬歴管理、服薬方法の説明など、薬が効果的に、安全に使用できるよう支援します。
医師や看護師に対して専門的なアドバイスも行います。
管理栄養士
患者さんの状態に合わせて調理方法の工夫、食べ方の工夫などをすることで必要な栄養をおいしく摂ることができるよう支援します。
理学療法士
痛みが少ない動き方や姿勢の取り方の工夫、廃用症候群の予防、道具の工夫や環境整備の支援など、リハビリを通して苦痛を和らげ、日常生活の幅が広がるように支援します。
医療ソーシャルワーカー
療養にかかわる社会保障制度や経済問題、仕事や家族などの社会生活、療養先に関してご相談をお受けし、支援します。
事務職員
医療・福祉の専門家がそれぞれの役割を果たすことができるよう、事務管理を担い、側面から緩和ケアチームを支援します。
活動内容
診療
入院:チーム回診は毎週水曜日、その他必要に応じて診療を行っています(依頼のあった方のみ)。
外来:緩和ケア専門外来を担当しています。
相談
緩和ケアに関するご相談を担当しています。
その他
病院内、地域の医療スタッフの支援、教育をしています。
費用
当院の緩和ケアチームは厚生労働省から認可を受けています。
入院中や緩和ケア専門外来で緩和ケアチームの診療を受けると、「緩和ケア診療加算(入院)」「外来緩和ケア管理料(外来)」として定額の費用がかかります。
利用方法
診療を希望される方は主診療科の担当医や担当看護師、がん相談支援センターにお申し出ください。